ダイワのモバイルバスロッド「BLAZON MB」の使用感などを紹介します。
私が使っているのは、スピニングの666TLSとベイトの666TMBなのですが、ここではスピニングモデルをピックアップしてその特徴などを書いてみたいと思います。
まずはカタログスペックから (※666TLSの場合)。
- 全長1.98m (継数6本のテレスコピック)
- 仕舞寸法43cm
- 自重94g
- ルアー重量1.8〜7(g) : 1/16〜1/4(oz)
- ライン4〜8(lb)
バス釣りでは主にライトリグを扱う際に使うロッドというイメージです。少し固めの印象はありますが、実際にフリックシェイク3.8のノーシンカーくらいならば普通に扱えます。(※1.8gのルアーから扱えるということで、ジグ単でも使ってみました。繊細なアタリを取るのは本職のアジングロッドに譲りますが、1gのジグヘッドでもキャスト自体は可能で、ガシラは普通に釣れました。)といっても、感度や操作性といった部分はフィーリングの個人差があるので、あくまで参考程度と考えてください。
このロッドの最大の特徴は、何と言っても「ケース」。付属のロッドケースが秀逸なのです。セミハードっぽいマテリアルで、ティップ部分の内側にスポンジ素材が貼ってあるのですが、これが非常に安定感のある収納を可能にしています。
加えて、ケースに入れた状態での寸法が約46cm。これはタウンユースのリュックに無理なく収まるサイズです。つまり、釣りがメインではない旅行などに行く際にも、荷物の片隅に無造作に放り込んでおける。そういう使い方に最適なロッドと言えます。
では、パックロッドのヘビーユーザーとして気になる部分はないのかと言われると、使い込む中で2つほど気がつく部分が出てきました。
一つはガイドずれ。上から2つ目と3つ目、それと5つ目が遊動ガイドなのですが、キャストに伴ってずれるケースが生じます。テレスコの宿命みたいなものではありますが、最初に伸ばした後、1〜2回投げてからもう一度しっかり締めるとそれほど緩まないような気がします。
気になる点の二つ目はフックキーパーの位置です。リールシートよりもだいぶ下、セパレートグリップの下の方に付いています。キャスト時に糸絡みしないようにということだと思いますが、オカッパリで2本持ちする際、ロッドホルダーを使用する場合にはこのフックキーパーは位置的に使えなくなることが多いので注意が必要です。
以上の2点、気になるといっても些細なものであって、このロッドの携帯性の良さという特徴を損なうほどのものではないと思います。
実際、ポンとカバンに入れておけるというのは非常に大きな強みだと思います。私は普段、某アウトドアブランドのビジネスリュックを通勤に利用しているのですが、夏場はその中にブレイゾンを忍ばせていて、仕事帰りに1時間だけ釣りをして帰ったりしています。「竿としての性能」だけではない面白さがあるロッドだと思います。
ちなみに、バス釣り以外でも使えますよ。実際に使った記事はこちら。