まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

旅先で釣り散歩してみた in 広島(2023年10月)

旅行で広島にやってきました。釣り目的ではない普通の旅行ですw。

こんな風に日没後の厳島神社を満喫…みたいな感じの旅行です。では、釣り道具は持ってきていないのかというと…そんな訳ありません(^^;)。隙あらば…ということでバッグの隅にロッドを入れてきています。

初日の夜、ホテルの近くの桟橋で釣ろうかと思ってフェリー乗り場の人に「この辺りって船の往来がなくなってから釣りしてもいいんですか?」と聞いてみました。「フェリー乗り場の桟橋周辺はダメだけどそれ以外は別にいいよ。ただ、釣り人を見たことはないから釣れないんじゃないの」ということでした(ちなみに県のルールなどで禁漁設定などがされていないことは来る前に確認済みです)。で、夜になって散歩に出たのですが強風で釣りにならず諦めました。

翌朝6時、明るくなってきたのでホテルを抜け出しました。近くの海辺で準備を始めます。

今回のタックルはこちら。【ロッド】ラグゼ パックスタイルA4 S49FL-solid【リール】REVO MGX THETA 1000ssの組合せ、ラインはフロロの2.5lbです。まずはロッドを持って釣りができそうな場所を探します。港周辺は岸際5mくらいまで敷石が入っていて、その先深くなってからは砂底のようです。海藻は生えておらず、石も沈んでいないようで真っ白な底がかなり沖まで見えるくらい遠浅。表層を鉛筆くらいのサヨリが1匹泳いでいくのが見えました。生命感はありそう。ただし、足場が高く、風が強いのでちょっとジグ単では難しいかな。水面が近い場所を探して歩きます。すると…。

階段状の足場が水際まで伸びている場所がありました。ここなら安全にできそうです。向こうに砂浜が見えていることからも分かるように水深はかなり浅め、本来はパワーイソメをセットしたチョイ投げとかで探るようなエリアです。ですが、旅行では荷物を最小限にするために色々な道具は持って来られません。今回はジグ単用の道具だけ。なので、これで何とかすることを考えます。

まずはアジスタ!1gギョピン1.7インチから始めます。カラーはオキアミ系。沖に向かってキャストして、ボトム付近をリトリーブ。すると、1投目から竿先に違和感が出ました。針には乗らなかったので上げてみると、ワームがボロボロに齧られています。小さなフグがいるみたい。これに付き合っていると手持ちのルアーが無くなってしまいます。なので、ルアーチェンジ。

テトラワークスのチョップ、ライムサイダーという色に変えます。科学的な裏付けはありませんが、何となくグリーン系のワームはフグに齧られることが少ないような気がしているので、この色をチョイスしてみました。さらに狙うポイントも沖の砂底ではなく手前の敷石との境目に変えてみます。すると…竿先にプルプルと気持ちのいいアタリ。

上がってきたのは、タケノコメバルのちびっ子。遊んでくれてありがとう!

さらに向きを変えて浜辺の方向にキャストすると、ちょっと違うアタリ。

今度はハゼの仲間っぽい魚が食ってくれました。その後もバイトが続きます。ですが、魚のサイズが小さいのでなかなか針に乗りません。風もまあまあ吹いているので、糸フケが出ないようにラインメンディングして…小さいアタリを…かける!

これはこれで、結構テクニカルで面白い釣りです。釣りの楽しさは魚のサイズだけじゃありません。結局、1時間ポロポロとタケノコメバルが釣れ続き、朝の釣り散歩はとても楽しく終えることができました。

さらに今回の旅行では最後に広島駅のみっちゃん総本店で美味しいお好み焼きも食べられたので、グルメ的にも大満足。

釣りをメインに据えた遠征旅行も楽しいのですが、こうして釣りメインではない旅行の中で、たった1時間でもいいので水辺でロッドを振る時間を作って1匹を狙いに行くのが大好きなんですよね。道具も限られた状態でやるので「あー、あれがあれば釣れるのになぁ」ということも多いのですが、そういう「不自由さ」も含めて楽しむことで、手のひらサイズの魚が思い出の1匹になる気がします。今回も楽しかったなぁ、次はどこで何が狙えるんだろう。