まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

晩秋の神戸で五目釣りに挑戦(2022年12月)

朝の気温が一桁台になって冬の気配が漂ってきました。ですが、まだ昼間はポカポカ陽気の日も多く服装に迷う季節です。そんな12月初旬、神戸周辺の海水温もまだ19度あるので、漁港周りでも色々な魚種が狙えます。ということで、今日は『五目釣り』に挑戦です。

早朝の電車に乗っていつもの漁港にやって来ました。時刻は6時半、明るくなってきています。今回はルアー以外も使うので、途中のエサ屋さんでアオイソメを少し買ってきました。(ホントはカレイ狙いでマムシが欲しかったのですが品切れでした、残念。)

では、準備を始めましょう。本日のタックルです。まずは投げ釣りの置き竿用に【ロッド】ソルティスタイルカラーズ805MT【リール】ヴァンフォードC3000HGの組合せ。ラインはPEの1.5号です。もう一つはいろいろできるようにバーサタイルなセット。【ロッド】月下美人MXモバイル 76ML-T-5【リール】REVO MGX THETA1000ss。ラインはPEの0.4号にフロロの5lbリーダーをセットしています。

投げ釣りタックルとフロートリグをセットしたタックルを準備して、フィールドイン。大潮の上げ5分で若干潮の流れが早すぎる感じなので、水が適度に動く場所を探します。一番入りたかった小堤防先端は既にベテランさんが2人、合わせて7本の仕掛けを扇状に展開しています。エサはマムシ、カレイ狙いのようです。その横15m位離れた位置に入らせてもらってキャストを開始します。本命はカレイなので投げ釣り仕掛けは置き竿。アタリを待つ間、もう一本の竿でルアーをキャストします。

最初はフロートリグを試しましたが反応がないのですぐにジグ単に変更。アジスタの1gにギョピン1.7インチで探ります。表層を泳いでいる小魚は無反応。ボトム近くまで沈めます。すると、勢いのいいアタリがありました。

上がってきたのは20cmのアナハゼ。まずは1目です。堤防際で食ってきましたが、思いの外、潮の流れがきつくて難しい状況です。潮上から流すとあっという間に流れていってしまうし、潮下から巻くと流れでルアーが浮き上がってしまいます。ジグを2gに変えます。潮上にキャストして流れに乗せながら沈め、自分の真正面でワームの向きが180度ターンする瞬間、ちょっと止めてその後、スッと流れに乗せます。泳いできた小魚が流れに逆らうように方向転換したけど、勢いに負けて流される…そんなイメージで動かします。すると、コツンという小気味いいバイトがありました。

上がってきたのはガシラ。これで2目。ちょっと流れがキツすぎるのでジグ単は一旦やめて投げ釣り仕掛けを触ります。ここまで数キャストしていますが反応なし。隣の高級エサを使っているベテランさんにもアタリはありません。残念ながらカレイは多く入ってきていないようです。なので、置き竿をやめて仕掛けをさびくことにします。

すると、変えてから3投目に竿先にピクピクと小さな違和感が出ました。少し待ちますが食い込みません。なんだ?このアタリ。もう一度ピクピクと当たった瞬間、合わせを入れてみました。お、針に乗った。重いけど引きはそれほど強くありません。

上がってきたのは30cm弱のフグ。一応、3目に到達。しかし、仕掛けが切られてしまいました。うーん、投げ釣りに雰囲気を感じないんだよなぁ…ということで胴突き仕掛けにチェンジです。アオイソメをつけて堤防側を探ります。すると、すぐにピクピクと明確なアタリが出ました。

上がってきたのは小さなベラ。これで4目。連発するかと思ったのですが、この後、胴突き仕掛けには反応なし。再びジグ単に戻してガシラを数匹追加した後、パッタリとアタリがなくなりました。太陽が完全に上がってしまい、投げていたポイントは完全にサニーサイド。根魚系はさすがにシェードに隠れてしまって出てこなさそうです。ここでポイントを移動することにしました。

湾奥のスロープ際、堤防の影が落ちる場所を見つけたので最後にここでボトムを狙います。1gのスナイプヘッドペケリングをつけて底付近でダートさせていると、プルプルといいアタリがありました。上がってきたのは…ガシラかぁ。

ん?違います。タケノコメバルです!おぉ、五目達成だぁ。本命と思っていたカレイ、カワハギ、メバルは1匹も釣れませんでしたが、目標の五目を達成できたので十分楽しめました。生きエサまで使って、どうにかこうにかなのでルアーだけだと難しかったかもしれません。

魚種を絞った狙い撃ちの釣りも楽しいですが、たまにはこういう変則ルールで遊ぶのも面白いものです。ちなみに五目達成までにかかった時間は4時間。意外に難しかったです(^^;)。