まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

【小旅行】淡路島(岩屋港)に行ってきました(2024年4月)

4月に入り、まだまだ花粉が猛威をふるっていますが、暖かくなってきたので我慢できなくなって外出することにしました。今回のスタートはこんな風景から。

大阪からJRの新快速で約40分明石駅からスタートです。まずは駅から徒歩5分くらいの魚の棚商店街に向かいます。今日は朝ごはんを食べていないので、こちらで仕入れましょう。

お目当てのお店はこちら。たこ磯さんの明石焼。一人前テイクアウトで¥800。前から食べてみたかったんですよね。

※撮影許可をいただきました。

待つこと10分。開店直後だったこともあり、比較的早くゲットできました。急いで次の目的地に移動します。徒歩6分で到着。

今回は旅行気分を味わうために船で淡路島に渡ることにしました。

片道大人一人¥600。結構リーズナブルなお値段で渡ることができます。

乗る船はこんな感じで結構にぎやかなカラーリングですw。

乗船時間はわずか13分ですが、明石海峡大橋の真下を通過するのでダイナミックな景色が楽しめます。すでに旅行気分が上がってきました。

あっという間に淡路島到着です。お、乗り場の近くに観光スポットらしき表示があります。

AWAICHIというのは「淡路島一周サイクリングルート」のことみたいです。淡路島はぐるっと一周約150kmなのでサイクリングで回るのにもちょうどいいんですよね。ここはそのスタート&ゴール地点のようです。なるほど、船で自転車積んできてスタートすれば、車がなくても淡路島サイクリングができるってことですね。

景色もいいし、お腹もすいたので朝ごはんにしましょう。たこ磯さんで買ってきた明石焼を広げます。

あれ?だしはどうやってつけるんですか?

ふっふっふ、ぬかりはないのだよ。

ちゃんとシェラカップを一つ持ってきていました。こういうとこだけは用意周到(^^)/。

腹ごなしも終わったので、少し周辺を歩いてみます。

まずは岩屋港周辺。一応、タックルを用意します。

本日のタックルはこちら。【ロッド】ソアレ エクスチューンMB S510SUL+-S【リール】コンプレックスXR C2000Fの組合せ。ラインはフロロの2.5lbが巻いてあります。普段、旅行タックルはもう少しバーサタイルなセットを持つことが多いのですが、今回は散歩メインなので荷物が軽くなるようにジグ単の道具しか持ってきませんでした。

さあ、ロッドを持って海沿いをテクテク南下していきましょう。しばらく歩くと小さな磯場とサーフが隣接した場所がありました。

磯場は海藻がびっしり生えていてジグ単では狙えません。数投しましたが、引っかかるタイプの藻だったので間を引くことができず諦めました。また、岸際の岩の隙間も狙ってみましたが反応なし。そっか、ガシラもいないのかぁ。さらに歩きます。

次に来たのはサーフに隣接した石積み堤防。しかし、ここも海藻が生えすぎていてジグ単では狙えません。ちょい投げで沖の藻の切れ目とかを狙えば何かいるのかなぁ。

散歩を続けながら1時間半ほどキャストしましたがアタリなし。というか、狙える場所がほとんどありません。まあ、旅釣りあるあるですけどねw。さてと、折り返して北上しながら魚を探します。

最初の岩屋港に戻ってきましたが、港内も反応なし。水深が浅く、ハク(ボラの稚魚)以外の魚の姿は見えません。岩屋港には沖堤防があり、本格的に釣りをする人はそちらに渡っているようです。暗くなってからは分かりませんが、とりあえずデイゲームは難しそうです。

そのまま北に向かって歩いていると小さな川がありました。河口付近に何か魚が泳いでいるのがうっすらと見えます。

とりあえずジグ単をキャストしてみます。すると…お、チェイスしてきた。あ、食った!クイクイと小気味良い引きで楽しませてくれます。上がってきたのは…。

なるほど、君かぁ。フグ君が遊んでくれました(^^;)。釣れてくれてありがとう!

ここでタックルを片付けてウォーキングモードに切り替えます。少し歩いた先、到着したのはこちら。

道の駅あわじ岩屋港から約2kmなので20分ちょっと歩けば着きます。ここでランチに生しらすを食べたかったのですが…来週からだそうですw。ちょっと来るのが早かったかぁ。じゃあ、もう一つのお目当てに変更。

淡路牛バーガー(¥630)です。パティではなく薄切りのお肉が入ったタイプ、甘辛く味付けされたお肉が結構しっかり入っていて満足感があります。ふぅ、美味しかった。

この後、オニオンスープとか淡路の土産物を見ていたら、花粉で頭痛がしてきたので岩屋港に戻ることにしました(^^;)。

帰りも高速船であっという間に明石港へ。思った以上に気軽に渡れるという印象ですが、それでもしっかり旅行気分は味わうことができました。たった半日ですが、楽しい離島散歩ができて満足です。できれば花粉の飛んでいない時期にもう一度行きたいですね。

 

【インプレ】ラグゼ パックスタイルA4を6ヶ月使ってみた

がまかつが2023年にリリースした超コンパクトロッド「ラグゼ パックスタイル」シリーズ。A4とB4というラインナップがありますが、その中でもよりコンパクトなA4シリーズの1本「S49FL-solid」を約半年ライトソルトで使ってみた印象を書いてみたいと思います。

まずは主なスペックを記載しておきます。※詳細はメーカーHPをご参照ください。

■主なスペック(S49FL-solid)■

・全長:4フィート9インチ / 自重:70g

・継数:6本

・仕舞寸法:28cm

・ルアーウェイト:0.5〜5g

・ケースの全長:31cm

では、早速インプレに入りたいと思います。この記事では主に次の視点での感想を書きたいと思います。

■気になるポイント■

1 実際の携行性は?

2 実釣性能は?

  ・継数が多いけど感度は大丈夫なの?

  ・4'9"で飛距離とかは大丈夫なの?

  ・気になる点はないの?

 

1 実際の携行性はどうなんですか?

結論から言うと、最高レベルだと思います。

↓購入すると、同梱品はこのようになっています。

上から、セミハードケース、伸縮素材のソフトケース、ロッド6ピースです。実際の釣行ではリールシートのあるグリップ部分のピース以外をソフトケースに収納した上で、グリップと一緒にセミハードケースに入れて持ち運ぶことになります。

↓こんな感じ。

公式の仕舞寸法は28cmとなっていますが、実際にはケースに入れて運ぶので、ケース込みの寸法が重要になってきます。このセミハードケースの寸法が31cmこれは数あるパックロッドの中でもダントツにコンパクトな部類に入ります。

シリーズ名のLAXXE PACKSTYLE A4というのは「A4コピー用紙の縦より短いですよ」ということのようですが、実際、通勤で使っているビジネスバッグに余裕で入ります。しかもセミハードのケースに入って31cmなので、旅行の際、荷物の片隅に気軽に入れておくことができます。このサイズ感は使ってみると「思っていた以上の強み」です。実のところ、トラベルロッドとしてだけでなく、他の釣りをする際のサブロッドとしても気軽に持っていけるため、結果的に登板回数が増えているんです。コンパクトは正義…です。

では、そんな超コンパクトなパックロッドですが「2 実釣性能は?」どうでしょうか。

継数が多いけど感度とかは大丈夫ですか?

結論的には、問題ないと思います。

確かにレングスが短い割に継数が多いので「ダルいのではないか」と私も最初警戒したのですが、使ってみると「思ったよりもシャッキリしている」という印象に変わりました。

↓ちなみに500mlのペットボトルを吊るした際のベンドカーブはこんな感じ。

豆アジの小さなアタリを掛けられる感度も持っているため、普通にジグ単の釣りを楽しむ分には全く問題ないと思います(ちょっと含みのある書き方になっている理由は次の項目で)。

4'9"とかなり短いですが飛距離とかは大丈夫なんですか?

ジグ単でやっている分にはあまり不満は感じません。

スペックをみると分かるように、長さ4'9"、適合ルアーは0.5〜5gなので基本はジグ単専用になることが多いと思います。実際2gまでのジグを使用する場合、エステルの細糸を使うなどすれば飛距離は普通に出ます。ですが、更にもう少しの飛距離が欲しい場合には通常フロートなどを使用すると思うのですが、このロッドでは過負荷になるため、使用できない製品も多いと思われます。3g程度の軽量フロートやスプリットシンカーであればキャスト可能ですが、レングスの短さも相まって微妙に飛距離不足を感じる可能性が高いと思います。つまり、漁港内などでジグ単を使った近距離戦メインであれば問題ないのですが、「もう少し沖」を狙う必要がある場合には対応しきれない可能性があるということです。

バーサタイル性能が高くないというのはトラベルロッドとしてはどうなんですか?

そこは考え方でしょうか。何でもできる一本を持っていくのではなく、そのロッドでできる釣りしかしない…そう考えることで荷物を減らすというのも一つの遊び方だと思います。

そういう意味で自分のやりたい釣りが分かっている中級者向きのロッドかもしれません。ライトソルトをこれから始める人に1本目としておすすめできるかというと…ちょっと微妙かも。一方で、中級者のサブロッド・トラベルロッドとしては文句なくお勧めできます。実売2万円台前半という価格も性能比でみるとコスパが悪くない印象です。

それ以外に気になる点はないんですか?

1箇所、使用感に影響する部分で好みが分かれるポイントがあります。それはグリップの長さ。

↓この通り、かなりのショートグリップです。

もちろん、軽量ルアーがキャストしやすいというメリットもあるでしょうし、ターゲットとなる魚が小さいので、実際のやり取りの際に困ることもないと思うのですが、私なんかは肘の少し上の位置にグリップエンドを当ててロッドを保持する癖があるため、このロッドのグリップ長には最初のうち違和感を覚えました。普段、バスロッドなどをよく使う人は店頭で握らせてもらって感触を確かめた方が良いかもしれません。

あと、耐久性については未知数です。

トップガイドの作りなどが華奢に見えるのですが、耐久性については今後使っていく中で検証していこうと思います。

↓最後にコスメ(?)っていうんでしょうか、見た目関係。

見てのとおり、差し色が青です。各社から出ているライトソルト用のリールで青を使っている機種は多くないので、色合わせにこだわるタイプの方は注意が必要かもしれません。ご参考までに。

結論、【S49FL-solid】はこんな人にオススメのロッドです。

■こんな人にオススメ■

・旅先でも隙があればジグ単の釣りを楽しみたいと思っている人

・仕事帰りにちょっとだけアジングに寄りたい人

・メインはエギングなど他の釣りだけど潮待ちの時などにライトソルトも楽しみたい人

正直、私の場合、持っている中でエースタックルかというとそうではありません。ですが、登板回数は非常に多く、スーパーサブ的な位置付けになっています。金曜の通勤カバンの中に入っている頻度が高く、「夕方、風が強くなかったら少しアジングして帰ろう」という楽しみ方も増えました。そういう意味で間違いなく「買ってよかった」と思えるロッドでした。サブロッドを検討中の中級者の方、一度現物を見てみると良いと思いますよ。その小ささに驚くと思います。

☆このロッドを実釣で初めて使った時の記事はこちら↓。

might-tokotoko.hatenablog.com

☆旅行先で使っている記事はこちら↓。

might-tokotoko.hatenablog.com

 

フィッシングパーク高島の泉に行ってきました(2024年2月)

2月の最終週、休暇が取れたので久しぶりにエリアトラウトをやってみようと思い、約1年ぶりに滋賀県高島市にある「高島の泉」さんを訪れました。

JR湖西線新旭駅から歩いて20分ちょっとで到着。大阪からでもアクセスしやすい管理釣り場です。時刻は9時半。3時間チケット(¥3300)+たも網レンタル代(¥100)を受付で支払います。ここには3つのポンドがあるので「数釣りとかサイズ狙いとかポンドによってオススメありますか?」と尋ねたら、「今は3つとも同じ種類の魚が入ってるから違いはないですよ」ということでした。とりあえず、昨年釣った第2ポンドに入ります。

うわー、平日なのに人が多いなぁ。エリア人気の高まりを感じます。とりあえず、先行者の間隔が少し広いところに一声掛けて入れていただきました。さて、準備を始めましょう。

本日のタックルはこちら。【ロッド】カーディフNX S48UL-4【リール】カーディフCI4+ 1000Sの組合せ。ラインはナイロンの4lbが巻いてあります。そして、とりあえず最初はスプーンから投げてみます。

昨年の釣行時に当たりカラーとなった1.6gのLUMIONで始めましょう。まずはキャストして着水後すぐにリトリーブを開始。巻き取り速度はハンドル1回転1秒です。水質がクリアなのでチェイスも良く見えます。追ってくるけどバイトには至らず。次に着水後2カウント沈めてからリトリーブ開始…ショートバイトがありました。さらにカウント4でもショートバイト。ところがカウント6以上沈めるとアタリません。どうやら中層から上に魚が浮いているようです。ここでちょっとした問題が発生。今日は比較的風が強いのですが、私の立ち位置では風を真横から受けてしまいます。ロングキャストすると、ラインメンディングしても糸が風を受けてルアーが水面を滑ってしまいます。私の技術レベルだとこれより軽いスプーンできちんとレンジキープするのは難しそう。なので、ルアーを変えることにしました。

投入するのはクランク。↑写真はローテーションの結果、当たりルアーになったKUGA nanoです。糸ふけを少なくするため、少しショートキャストにして水面直下をゆっくりトロトロと引いてくると…ガツンという明確なバイト。スイープに合わせるとクイクイと小気味良い引きが楽しめました。上がってきたのは…。

レギュラーサイズのニジマス。色も綺麗、釣れてくれてありがとう!まずは1匹です。ここは湧水を使用しているので水温が安定しており、真冬でも高活性な魚がいるというとても楽しい管理釣り場です。しかも水質がスーパークリアなので魚が表層クランクを追う様子までバッチリ見えます。

ここでルアーをローテーションしてみますが、少し沈みすぎたり、動きが強すぎるとチェイスするもののルアーの10cm手前で見切られる感じ、なかなか手強いです。KUGA nanoに戻しましょう。キャストして、水面を割るか割らないかギリギリくらいをハンドル1回転3秒くらいでゆっくり引いてくると…よし、きた!

今度はホウライマス(無班ニジマスっぽいのが釣れました。1つのパターンは見つけたみたいです。プラグで釣れると嬉しさ2倍って感じ(^^)/。

ここで放流が入りました。すかさず金のスプーンに変えますが…結果的には反応なし。私の立ち位置までは魚が回遊してこなかったみたいです。その後もフローティングプラグを中心にサイトフィッシングで遊びましたが、太陽が高く上がってきたせいか魚の反応が悪くなりました。ちょっと他のポンドも見てみましょう。

やってきたのは第1ポンド。おや?ここは水が少しだけ濁っています。さらにラッキーなことに風を背中から受ける場所が空いていました。ちょっとスプーンでやってみましょう。

2.5gのスプーンにしてロングキャスト、ポンド中央を直撃してみます。カラーは濁りを考えて裏が黒系のカモフラ柄をチョイス。表層から順にレンジを落として探ります。すると、カウント4のレンジでひったくるようなバイト。ドラグ音が辺りに響き、ロッドが綺麗な弧を描きます。お、今日イチかも。

上がってきたのは35cmくらいのニジマス。素晴らしいファイトを味わわせてくれました。写真を撮ってすぐにリリース。バイトが深かったので、当たりパターンかもしれないと思い、同じようにキャストしてみたらもう1匹釣れました。再現性があるのがエリアの面白いところでもあります。水の色が違っても釣れるのか試したくなって、隣の第3ポンドに移動しました。

こちらは第2と同じくクリアです。第1で釣れたスプーンをキャストしてみますが…まるで反応がありませんw。なるほど、やっぱり水の色とルアーカラーって大事なんだなぁ。

お、残り時間が30分しかありません。最後にプラグでもう1匹釣りたいなぁ。ということで、KUGA nanoに戻します。湧水ポイント近くの流れがある岸際の魚を狙ってみましょう。流れにキャストし、上流方向に頭を向けます。流れに逆らってクネクネ動かせた後、力尽きたようにゆっくり流れに乗せてドリフトさせると…バフッ!下から突き上げるように食ってきました。

バイトシーンが丸見えでテンションの上がる一匹を最後にゲットして終了です。

3時間、あっという間でした。特に今回は途中からプラグをメインにサイトっぽい釣りをしたこともあり、数はそれほど伸びませんでしたが、魚がチェイスしてくる様子や最後の瞬間にルアーを見切る様子を観察できて、ルアーの動かし方の参考になりました。エリアは目の前に確実に魚がいますし、水質がクリアだとルアーへの反応も見られるので本当に勉強になります。

それにしても「平日なら空いているだろう」と考えていたのに予想は大外れでしたw。さすがに釣り物の少なくなる真冬はエリアを訪れる人も増えているのかもしれません。それに、こちらの施設は綺麗なトイレ完備でBBQ施設まで併設ですからね。そりゃあ、人気が出る訳です。あぁ、楽しかった。また遊びに来ます。

※帰り道、湖西線のダイヤが乱れて新快速がなくなり、普通電車で戻ることになった結果、遅延もあって京都まで1時間以上かかってしまいました。まあ今日は予定も無かったので、のんびりトコトコ帰ってくるだけだから別にいいんですけどねw。都市部と違って、電車の本数もそんなに多くはないので、電車釣行される方はスケジュールはゆったりめに設定した方が良いかもしれません、ご参考まで。

神戸ライトソルトで春告魚を狙ってみた(2024年2月)

2月も半ばになりました。相変わらず水温が低く難しい季節ですが、神戸港の水温推移を確認したところ、横ばいからやや上昇に転じてきた気配が見られます。もしかして、底を打ったのかも。ちょっと様子を見るために、夕方、いつもの漁港にやって来ました。

時刻は18時、潮周りは小潮で22時の干潮に向けてダラダラ下げている途中です。水位は…少し低めでしょうか。風は無く釣りやすそうです。おや?堤防の上に電気ウキを用意したカゴサビキ釣りの人たちが7、8人います。もしかして、魚が回ってきているのでしょうか。早速、準備を始めます。

本日のタックルはこちら。【ロッド】ソアレ エクスチューンMB S510SUL+-S【リール】コンプレックスXR C2000F4の組合せ、ラインはフロロの2.5lbが巻いてあります。

そして、リグはアジスタ!の1gギョピン1.7インチといういつもの組み合わせでスタートです。水の色は…うーん、岸際は相変わらずクリアで生命感が乏しい感じです。まずはタケノコメバルがよく釣れるシャローのスロープ際を攻めてみますが無反応。もう少し水深のあるエリアじゃないと難しいかな。

一番潮通しの良い長い突堤にはカゴサビキの常連さんたちが陣取っています。ルアーがキャストできる立ち位置が確保できそうにありません。なので、その突堤の根元に90度の角度で突き出した小突堤に立つことにしました。ここは潮の流れは緩いのですが、長い突堤沿いに入ってきたアジなどが回遊で溜まることがある場所なんです。ついでにガシラの有望ポイントでもあります。常夜灯の無い突堤なので自然に落ちた堤防の影が効く夕方に釣れる印象があるんですよね。まずは潮上の方向にあたる小突堤沿いの影の中にキャストし、表層からカウントダウンしてボトムまで探ってみますが、反応なし。次に沖に向かってキャスト。同じようにレンジを刻んで探ってみますがアタリなし。ん?先ほど目の前を右から左に流れていった小さな浮きゴミが10mほど先でクルンとUターンしました。どうやら小さな反転流が発生しているようです。すかさず、その方向にキャストし、テンションフォールでカウントを取ります。するとカウント20で小さなバイトがありました。一旦回収して再度キャスト。今度は20秒フリーフォールさせてから、ロッドをさびいて横にスライドさせます。すると、ゴツンという明確なバイト!反射的に合わせると…針に乗りました。ジジジッとドラグが出されます。おぉ、久しぶりに気持ちいい引き味だぁ。上がってきたのは…。

20cmほどのガシラ君、釣れてくれてありがとう(^^)/。これでボウズ回避だぁ。狙い通りに釣れた感じでとても気持ちのいい1匹でした。その後、30分粘りましたが、追加のアタリはなく真っ暗になったので常夜灯のあるエリアに移動することにしました。ちなみにカゴサビキの方達もその時間帯はあまりアタリが無いようでしたが、「群れは小さいけどポツポツとアジが入ってくることがあるぞ」と話しているのが聞こえました。貴重な情報、ありがとうございますw。

流れのある水路近くの堤防、常夜灯エリアにやってきました。アジングの方が4人ほどされています。邪魔にならない位置に入らせてもらってキャストを始めます。まずは堤防際を探ってみますが全く反応なし。やはりシャローには入ってきていないようです。少し沖を狙おうとリグを2.5gのジグヘッドとソードビームの組み合わせに変えて数投しましたが、何だかしっくりきません。ラインとジグヘッドの重さと潮の流れがマッチしていない感じでルアーの操作感がぼんやりしています。PEのスプール持ってくればよかった。何をやっているのか分からないのでは意味がないので、アジスタ!1gとギョピンに戻します。飛距離は出ませんが、操作感はクッキリしたので、これで続けましょう。キャストを続けて探っていると岸から5mのブレイクの少し先、水深が深くなる辺りでカウント15程沈めると潮が重くなる場所がありました。何の影響かは分かりませんが、数少ない変化なので丁寧に狙ってみます…すると、ツンという小さなアタリがありました。すかさず合わせると…竿先に生命感。

上がってきたのは、待望のメバル!小さめですが、今年のメバルです。やったぁ、ようやく釣れた。例年の一月遅れ…今年は苦戦したなぁ。と、ここで2時間経過、もう少し粘るとサイズの良い魚が入ってくるのかもしれませんが、明日は仕事なので帰らないといけません。残念ながら納竿です。

ちっちゃいながら本命のメバルが釣れて一安心です。夜釣りでも指先がかじかむことなく快適に釣ることができました。春告魚の名の通り春が近づいているのかもしれません。

さて、今日も「気持ちのいい釣り」を楽しむことができました、楽しかった。でも、もっと腕を磨いて、同じ条件でもう少し良いサイズのメバルが釣れるようになるといいなぁw。

フィッシングショー大阪2024に行ってきました(2024年2月)

今年も待ちに待ったこの時期がやって来ました。新製品お披露目の祭典、フィッシングショーです。今回もインテックス大阪に行って来ました。

昨年にも増してすごい人でごった返しています。まずは入口で前売り券を見せて入場パス代わりのリストバンドを巻いてもらってから会場に入ります。会場は全部で4つ。今回は事前のリサーチで重点的に見たい製品を絞っています。最初に向かうのはシマノのブース。

まず見たかったのはコレ。新型のメタニウムDCです。これまでの銀から黒に変わってイメージ一新といったところでしょうか。サイズ感や巻き心地は…うっ、混みすぎていて隣の人の肘に当たってしまうため、落ち着いて感触を確かめることができません。1mくらいの間に右巻きのリール3台展示、30cm奥に左巻きも3台展示。さすがにこれは詰め込みすぎではないでしょうか。注目度の高い製品を触ってみたい人も多く、後ろから押される感じなので繊細な感触を確かめるのは諦めて離脱することにしました。昨年も感じましたが、シマノさんのブースは人気が高く人も多いので、もう少し見やすくする工夫をしてもらえると助かるのですが。とりあえず、カタログだけ購入して離れましょう。

次に来たのはベイトロッドメーカーFishmanさんのブースです。キャスティング講座なども行っていて面白いプレゼンです。怪魚ハンターとしてメディアでも活躍されている赤塚ケンイチさんとお話しすることが出来ました。パックロッドで海外遠征して大物を狙う時のラインセッティングなどを教えていただき、記念撮影にも気軽に応じていただけました。

次はダイワブースです。あ、青木大介プロだ!

話しかけると、気さくに応じてくれました。今年はJB TOP50参戦、応援してます。

そして、本日最大の注目製品の元にやって来ました。それは、こちら。

Airity ST(通称:黒エアリティ)」…エアリティのST(センシティブチューン)で、手に持っているのはさらにSF(スーパーフィネス)というモデルです。とにかく「巻きの軽さ」にこだわった製品でマグシールドを搭載せず、ボールベアリングもグリスからオイルに変更しているという尖ったモデル。自重も脅威の130gということで、実際に持った感覚も「軽っ!」というところ。さらに驚くべきはその「巻き始めの軽さ」です。私はマグシールド特有のヌルッとした巻き始めの感触が少し苦手なのでスピニングはほとんどシマノ製品を使っているのですが、これは違います。レスポンスが素晴らしく良い!色もシックで好みだし…唯一のネックは価格でしょうか。私が狙っているSF 2000SS-Pであれば定価¥63500、実売で5万円台後半といったところ。普段使っているミドルクラスよりも2万円ほど高価な道具になります。購入に踏み切るかは…帰って良く検討します(^^;)。

 

それにしても、昨年も感じましたがダイワさんのブースはプレゼンが上手です。黒エアリティもゆっくり触れましたし「日頃のメンテはどの程度必要ですか?」と聞いたらスタッフの方が丁寧に説明してくれました。こういうイベントに参加するクラスの一般ユーザーが製品の購入を検討する際に気になるポイントを的確に掴んでいる印象でした。さすがダイワ。

あ、佐々木勝也プロだ。話しかけてみます。昨年のトークショーで「冬のバス釣りは朝夕の短い時合い勝負になりやすい」と話されていたので「淀川で真冬のデイゲーム、オカッパリでタックル一つしか持てなかったら何します?」というムチャな質問をしてみました。すると…「淀川で釣りをした経験は数回しか無いのですが、テトラやタマネギみたいな沈み物もある印象だったので自分だったらアラバマですかね」と非常に真面目に回答してくれました。さらにバマストする際のフックセットの方法や装着するワームのサイズの選び方まで丁寧に教えていただけました。お話が理路整然としていて、とても分かりやすいのが印象的でした。陸王の話を振ると、「今年は本戦に出られるんですよ」と嬉しそうに話をされました。応援しています、頑張って決勝進出してください!

その後、モリゾーさんのチニング講座を聞き、メインステージでのトークショーを楽しんでから帰途につきました。「今年は注目製品が少ないなぁ」とか思っていたのですが、終わってみると十二分に楽しめるフィッシングショーでしたw。さあ、来週からまた釣りに行くぞ。

※写真は全てブースの方にブログ掲載許可をいただいています。

ようやく今年の初フィッシュです(2024年1月)

1月最後の週末、神戸市内のいつもの漁港にやって来ました。前回の記事でも書きましたが、年が明けてから絶不調、5回連続のボウズを喰らっています。この漁港にも夕まづめを狙って2回来ましたがアタリなし。ということで、1月のラストチャンスに賭けようと意気込んで日没後に来ました。潮周りは中潮、時刻は19時ちょっと前、あと1時間くらいで満潮が訪れて潮止まりのタイミングです。さて、どうでしょうか。

漁港内にはアジングをしている人が1人だけ、エサ釣り師の常連さん達はいません。前回釣れなかった時に話を聞いたら「年明けからアジが回って来なくなった」と言っていましたし、最近釣果が良くないのかもしれません。水中に魚の影はなく、水面に生命反応もありません。これは今日も厳しいかな。1月丸ボウズは回避したいなぁw。とりあえず、準備を始めましょう。

本日のタックルはこちら。左は【ロッド】スコーピオン2600FF-5【リール】コンプレックスXR C2000F4の組合せでメバル狙いのプラッギング用です。右は【ロッド】ソアレ エクスチューンMB S510SUL+-S【リール】REVO MGX THETA 1000ssの組合せでジグ単用。とりあえず、最初はどちらもフロロ2.5lbラインがセットしてあり、状況によってPEのスプールに交換するつもりです。表層をプラグ、中層と底をジグ単で効率よく探るために2タックル用意しました。

さあ、早速スタートです。…と意気込んだのですが、流れが緩んでいて気配がありません。とにかく、漁港内を歩き回ってアタリの出る場所を探します。…が、90分間、一度もアタリがありません。ルアーとか釣り方以前に、魚が港内に入って来ている雰囲気が全くない…これは手も足も出ないかも。

ここで潮がゆっくりと流れ始めました。少しでも流れに変化のある場所ということで、堤防が少し曲がっている所に移動してジグ単をキャストします。リグはアジスタ!1gギョピン1.7インチといういつもの組合せ。キャスト後、指先がかじかんで感覚がなくなって来たのでポケットに入れたカイロを握って暖を取ります。しばらくして血が通ってきたのか、指先に感覚が戻ってきました。リールのハンドルを握り直して糸フケを取ると…ツンツンと竿先に生命感。すかさず合わせると、プルプルと待望の感覚が伝わってきます。やっときたぁ!

上がってきたのは、ガシラ君。大きくはありませんが、やっと釣れた2024年初フィッシュです。釣れてくれてありがとう!キャスト後にほったらかしにしてフリーフォールになったのが結果的に良かったのかもしれません。何とも締まらない形での1匹目ですが、結果オーライです(^^)/。

この後、30分ほど頑張りましたが追加のアタリなし。開始から2時間、身体が芯から冷えてきたので諦めて納竿としました。

結果的に1ヶ月6回釣行して小さなガシラ1匹という厳しいスタートになりましたが、冬のルアー釣りなんてこんなものです。アタリが少ないからこそ、1匹の嬉しさも格別だったりします。とは言うものの、この漁港、3回連続でここまで厳しいということは、本当に魚が入ってきていないのかもしれません。回遊エリアが例年と違うのかなぁ。ちょっと他の港に場所を変えて探ってみるのもありかもしれません。2月も厳しい時期が続きますが、頑張って魚を探すぞーw。

釣り場でお湯を沸かさずにカップ麺を食べる方法を試してみた(2024年1月)

2024年に入って厳しい釣果が続いています。既に4回連続ボウズ…海と川、それぞれ2時間ずつの短時間釣行とはいえ、デイゲームだけでなく夕まづめでも釣れていません。今日は1月に入って5回目の釣行、淀川右岸をチニングしながら下ります。

こんな風景からスタート…したんですが、3時間アタリもなく5回目のボウズ。なので、タイトルのような記事を書くことになりました(^^;)。

寒い中で釣りをしていると、温かい食べ物が欲しくなりますよね。かと言って、お湯を沸かす装備を持って行くと荷物が多くなる…難しいところです。そこで今回はできるだけ荷物を増やさずに温かい食事を食べられる方法をご紹介します。と言っても、大した話ではありません。冬山登山の人たちもよくやっている「山ボトルでカップ」です。

必要な道具はこれだけ…カップ麺と山用の保温ボトル、あとはフォークとゴミ袋でしょうか。ちなみに持って来ているカップ麺はミニサイズです。これには理由があります。トレッキングの時も同じなのですが、カップ麺をアウトドアで食べる時によく問題となるのが「残ったスープを捨てる場所が無いこと」なんです。そこら辺に流す…なんていうのはアウトですよね。「来た時より帰る時が汚れている」というのは本気でアウトドアで遊んでいる人がとても嫌うことだと思います。なので、「残ったスープ問題」が生じるのですが、ミニサイズにしておけばスープを飲み切ってしまうという単純な方法で解決できるという訳です。まぁ、力説するような内容ではありませんがw。

さて、水筒からのお湯でカップ麺を作るのですが、どんな水筒でもできる訳ではありません。通常の水筒に入れたお湯だとぬるくなってしまい、(時間をかければ麺をふやかすことはできますが)美味しく食べることはできません。そこで使うのが保温力に優れた山専用ボトルです。今回使ったのはこちら。

モンベルアルパイン サーモボトル 0.5L、ちなみにカバーはサーモスの山専用ボトル用を流用していますが、サイズぴったりです。このアルパイン サーモボトルは現在発売されている山用ボトルの中でも保温力が最強クラスの製品、中栓を使用するタイプです。ついでに仕込みの際に一手間かけています。まず、沸騰したお湯をいっぱいまで入れて5分ほど置いて余熱した上で、お湯を捨て、再度沸騰した湯を満杯まで入れて中栓を閉めます。この一手間が大事。

それではカップ麺を作ってみましょう。と言っても、中栓をひねって注ぐだけ(お湯は家で入れてから約5時間が経過しています)。待っている間に残っているお湯でコーヒーを作ります。500mlのボトルからミニサイズのカップ麺で160mlのお湯を使いました。300mlちょっとの湯が残っているので市販のスティックタイプのコーヒーを2本入れるとちょうどいい濃さになります。あ、紅茶だったw…これで帰るまで温かい飲み物にもありつけます。

3分経過。当然ですが、きちんと出来上がっています。乾燥じゃがいもとかは少し固いところが残っていたりしますが、そこも含めてアウトドアらしさを楽しめる程度には仕上がっています。あー、あったかくて美味しい…冬はやっぱりカレーヌードルだなぁ。

さてと、身体があったまったので歩いて帰ろうっと。それにしても5連続ボウズか…例年1月、2月は苦戦しますが、こんなに釣れないのは数年ぶりかも。次回こそは釣れた記事が書けるように頑張りたいと思います。