まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

春の淀川ウォーキングのついでにキビレをゲット(2023年4月)

桜も散って、日中は汗ばむ陽気の日も増えてきました。今日も天気が良いので淀川沿いをのんびりウォーキングすることにします。大阪駅からバスで30分、今日のスタートは伝法大橋付近。ここから右岸を上流方向に歩きます。一応、釣りの道具も持ってきてはいますが、潮の動きの小さい若潮の真っ昼間、さほど期待はしていません。

川辺に出ると強めの風が吹いていました。上流方向ではパラセーリング的な遊び(すみません、詳しくないので正式名称は分かりませんw)をしている人たちがいる位、まあまあの強風です。少し歩くとお気に入りポイントに到着しました。

よく釣れるからお気に入り…という訳ではなく、とても景色が良いので釣れなくても気持ちよく竿が振れるという意味での「お気に入り」ポイントです。あれ?先行者の人が2人もいる、珍しい。もしかして、最近釣れているんでしょうか?では、準備を始めます。

本日のタックルはこちら。【ロッド】OUTBACK BEYOND S756L【リール】ヴァンフォードC2500SHGの組合せ。ラインはPE0.6号にフロロの8lbリーダーをセッティングして、7gシンカーを使ったフリーリグを結んでいます。今日はウォーキングメインなのでランディングネットは持ってきていません。砂地などずり上げてキャッチできる場所でのみキャストします。頻繁に移動するので、ルアーを結んだまま短くできるテレスコのロッドを持って来ました。

水の色を見ると、強い風でうねりが生じ、底の砂が巻き上げられているのか、ベージュ色に軽く濁っています。これくらいなら、魚にルアーを見つけてもらいつつ、警戒心を解けるので丁度いい濁り具合かもしれません。じゃあ、ルアーはこれだな。

アーバンシュリンプのグリパンチャートをチョイス。濁りが入っている時の鉄板カラーです。早速、沖に向かって投げると風で大きくラインが膨らんでしまいました、アタリが取りにくい状況です。下流から上流に向かって強い風が吹いており、水面の流れも河口から上への逆流になっています。下層の方の水がどう動いているのかは分かりませんが、大きく上下で違う動きをしているようには感じられません。そこで2投目は下流方向に斜めに投げてみました。正面からの向かい風で飛距離は出ませんが、ラインのたるみは少なくなってアタリは読みやすくなります。

砂地をズルズルと引いてきますが沖のブレイクでは反応なし。手元まで戻ってきた時に、足元に1箇所ストンと切り立って深い場所があることを思い出しました。ゆっくりとルアーを誘導して落とします。着底後、軽くフワフワと漂わせるようにアクションさせると…クイッと竿先が入りました。すかさず、大きく合わせます。針に乗った!

ロッドが大きな弧を描き、ジジジッとドラグが出されていく音が響きます。おぉ!いいサイズかも。タンタンと頭を左右に叩くような動き、チヌでしょう。周囲にラインが巻かれる障害物はありません。グイグイと力強い引きを堪能しながら、落ち着いてやり取りをします。浮いてきました。銀色の魚体、キビレです。フィッシュグリップを使って、ランディング成功。

釣れたのは40cmの綺麗なキビレ。久々に手応えのある引きを楽しませてもらいました。素早く撮影だけ済ませてリリース。元気に帰っていきました。釣れてくれてありがとう。

その後、30分ほどキャストを続けましたが、小さなショートバイト2回だけ。ウォーキングに戻ります。

所々、キャストをしつつ、ゆっくりと散歩を楽しみながら釣り上がって、1時間半後、夏にハゼクラをするポイントに到着しました。今日はここをラストポイントにしましょう。

キャストを始めて10分、かなり沖でショートバイトがありました。もう一度同じコースを通します。すると…根掛かりでしょうか、ルアーがスタックしてしまったような感じです。外そうとするのですが、外れません。でも、リールを巻くと少しだけ巻けます。ん?なんだこれ?ゴミかな。と、その時、急に暴れ始めました。えぇ!?魚なの?ものすごい重さで、ロッドを煽ってもドラグが滑ってラインが巻けません。時折、激しく暴れるのですが、走る訳ではないし…あ、もしかしてスレなのか。おそらく、大きなチヌかシーバスの尾に近い場所にスレがかってしまったような気がします。それでも、とりあえず取り込みはしたいなぁと思って10分程頑張ってみたのですが、今日のライトなセッティングでは強引に寄せることもできず、結局石に擦られてラインブレイクしてしまいました。見ていたギャラリーの人たちからは「惜しかったねぇ」と声をかけていただきましたが、すみません、多分ファール・フッキングです(^^;)。

(※ルアーを使った釣りを楽しむ人は、魚の口以外に針がかかる、いわゆる「スレがかり」の状態を「ファール・フッキング」として「釣れた魚」としてカウントしないことが多いんです。厳密なルールという訳ではないと思いますが。)

最後にオチもついて、本日の釣行はこれで終了です。「釣れたらいいな」程度の気軽な散歩釣行で予想外のファイトを楽しめたので、大満足。水温が上がってきたのか、魚の活性が上がってきた印象もあったので、これからいよいよ本格シーズン突入の気配です。さあ、次はどんな釣りをしようかな。