まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

夏の淀川チニング、この日の肝は流れではなく…(2023年8月)

最近ハゼクラとかライトゲーム中心だったので、久しぶりに強い引きを楽しみたくなってチヌ狙いで淀川にやって来ました。と言っても、今日は連れと出かける予定があるので、釣りができるのは朝だけ…また90分の時間限定ゲームです(^^;)。

とりあえず、ハゼクラのポイントにやって来ました。時刻は7時、朝から熱心なアングラーがチョイ投げでハゼを狙っています。さすがに水温が高くなるこの時期、こんな浅場にチヌは入ってきていないように思えますが、夜のうちに少し水温が下がっていれば沖のかけ上がりには着いているかもしれないと思って最初の場所に選びました。では、準備をします。

本日のタックルはこちら。【ロッド】OUTBACK BEYOND S756L【リール】ヴァンフォードC2500SHGの組合せ、ラインはPE0.6号に8lbのフロロリーダーというセッティングです。水の色は…ややクリア、ナチュラル系のルアーからスタートかな。

時期的にチヌトップもいいかも、ということで最初はポッパーでも投げてみようかと思っていたのですが、風が強く水面が波立っているので諦めていつものフリーリグでやることにしました。7gのシンカーに#1のオフセットフック、ルアーはアーバンシュリンプ2'8のウォーターメロンペッパーから始めます。

…で、開始から1時間、広範囲にキャストしましたが、ショートバイト1回だけ。それも食ったのか、何かの魚体に触れたのか分からないくらいの微かなアタリ。どうやらこの場所ではなかったようです。残り30分、急いで移動します。

次にやって来たのはリップラップエリア。水が少し濁っているので、ルアーのカラーをグリパンチャートに変更しました。そしてキャスト再開。1投ごとにズル引きボトムバンピングを入れ替えて今日のヒットパターンを探りますが、20分経過してアタリなし。ある程度、水は流れているのでいいタイミングだと思うんだけどなぁ。と、ここで少し上流に小さな水門というか用水路の排出口があることを思い出しました。あの前は少し深くなっていたので、暑さを凌ぐチヌが張り付いているかもしれません。急いで自転車を走らせます。

こんな場所です。別に普段から水が流れ出している訳ではないので、インレットではありません。ただ、この前だけ少し深くなっているんです。そこを狙ってキャストしてみると…反応ありませんでしたw。あれ?ここだと思ったんだけどなぁ。と、ここで90分経過、時間切れです。帰る準備をしなきゃ。

最後に水門の壁際のシェード(影)の部分にだけ一応ルアーを落としてみます。すると…え?ラインがススーッと横に走ってる…半信半疑で、エイッと合わせを入れてみると…おぉ針に乗った!ロッドが大きな弧を描き、ドラグ音が辺りに響きます。タンタンと頭を振る動き、間違いありません、チヌかキビレです。あ、そういえば今日はランディングネットを持ってきてないや。抜き上げるサイズではないし、フィッシュグリップで掴める位置まで移動させないといけません。30m下流のリップラップなら水際まで降りられそう…と目星をつけて、テンションを緩ませないように注意しながら魚を下流に誘導します。足元に気をつけながら水際に近づき、浮かせた魚を慎重に寄せてきて…よし、掴んだ。

釣れたのは綺麗な魚体のキビレ。そんなに大きくはありません、35cmくらいかな。でも、元気なファイトで楽しませてくれました。ちょっと疲れさせるファイトをしてしまったので、写真だけ急いで撮ってリリース。元気に帰っていきました、よかった、ありがとう。

それにしても、夏のセオリーといえば高水温を避けられる流れの中…という思考に固まっていましたが、結果的には流れの緩い影(シェード)に魚は付いていました。確かに「影」も重要ファクターですよね。釣りに「思い込み」は禁物だと改めて勉強になりました。

さて、これで納竿。最後に釣れて良かったです。久しぶりに強烈な引きも味わえたし大満足。さあ、急いで帰らなきゃ。