まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

武庫川でハゼクラをやってみた(2023年8月)

かんかん照りの週末、たまには違う場所で釣ってみようと思い、電車に乗りました。梅田から阪神電車で約15分、今回は武庫川でハゼクラです。

武庫川駅を降りて、川岸に向かいます。川を渡る形でホームがあるので右岸、左岸どちらにでも降りられるのですが、冬に散歩した時に「確か右岸に大きなサンドバーがあった」と記憶していたので今回は右岸に入りました。水辺に近寄って水面を見てみます。水の色は…緑色。あれ?こんなに濁ってるものなんでしょうか。夏場はこんなものなのか、数日雨が降っていない影響なのかは分かりませんが、水位が高くボトムの様子が伺えない状況です。とりあえず、河川敷で準備を始めます。

今回のタックルはこちら。【ロッド】RGM spec.2 / 4.6【リール】カーディフCI4+ 1000sの組合せ、ラインはフロロの3lbです。

今回、新竿です!7月下旬にリリースになったばかりの新製品、届いてまだ2週間ほどです。ちなみに、初陣ではありません。すでにハゼクラで一回使っており、鱗づけも済んでいます(^^;)。Rooster Gear Marketのspec.2、新サイズで見てのとおり、仕舞寸法が非常に短いのが特徴です(なんと28.8cm)。2月のフィッシングショーの時に注目していた製品です。

↓参考までに、フィッシングショー訪問の記事はこちら。

 

might-tokotoko.hatenablog.com

 

準備を済ませて、川岸を下流方面に歩いて行くと、サンドバーが見えてきました。満潮から1時間が経過して徐々に下げの流れが発生しているタイミング。少しずつ砂洲が現れ始めています。周囲にボラの稚魚らしき姿も見えます。狙いどころが分からないのでとりあえず砂洲周りから探ることにしました。

それでは、始めましょう。まずはいつものようにハゼクランクDRからスタートします。黄色っぽく見える砂州の横の浅場から探ってみます…反応なし。50cmほど離れた場所をトレース…反応なし。徐々に深い方へルアーを引くコースを変えていきます。

あれ?黄色から緑色に変化した深場でもまだ反応がありません。だいぶ深くなってきたので、ボトムから離さず引けるようにルアーをラクラ シンキングに変更します。色も濁りの中で見やすいように赤にしました。もう少し深い場所を狙ってみましょう。できるだけゆっくりとリトリーブ…すると、初めて反応がありました。

上がってきたのは、小ぶりなサイズのハゼ君。まず1匹目です。思っていた以上に深い場所です。それならば…ということで一番深そうな岸の護岸際にルアーを通してみますが、反応なし。単純に深場に溜まっている訳ではなく、かけ上がりの途中にステイしているようです。これは結構難しいゾ。

アップクロスにキャストし、浅場から徐々に深い方へ沈めてきます。時折、小さなバイトがあるのですが、針に乗りません。大きく激しく動かすと反応がないので、ソフトに10cmほどゆっくり動かして2秒ほどステイ、また10cmを移動させて…を繰り返していると、ブルブルと良いアタリがありました。元気の良い引きで楽しませてくれたのは、さっきよりも少しサイズアップしたハゼ君。

釣れはしたものの、パターンにはめた感触は全くありません。群れがどこにいるのか、ルアーのどういう動きに反応しているのか、今ひとつ掴めていない感じです。ここで一旦、ハゼクラを離れることにしました。今日はもう1セット、タックルを準備しています。

武庫川というフィールドの特徴を知るために、シーバス用のメタルバイブやチニング用のルアーを投げながら2時間ほど歩き回ってみました。結果的にはショートバイト1回だけ。あまり難しいことは分かりませんが、全体的に水深が浅いこと、水中に障害物がほとんどないこと(根掛かりがゼロでした)、流れの変化が見つけづらいことなどが淀川との主な違いでしょうか。橋脚以外の変化が見当たらないため、非常に攻略が難しいフィールドという印象を持ちました。一方で、足場の良さと根掛かりの少なさ(=釣りのしやすさ)は初心者の方にも向いていそうです。ルアーロストなしで遊べるので、毎日通っていれば魚の溜まる場所を見つけられるかもしれません。「釣りのしやすさ」イコール「簡単に釣れる」ではないところが難しいところではありますけどね。

ぐるっと下流を見てきて、最初の砂洲に戻ってきました。だいぶ水位が下がっています。

さて、ハゼクラを再開しましょう。ニューロッドであと1匹は釣りたいなw。ちなみにspec.2の4.6フィートですが、3gのルアーが気持ちよく飛んでいきます。ハゼクラには向いてそう。少し使い込んだらレビュー記事を書く予定です。

ラクラに反応がなくなりました。ルアーをハゼクランクDRの黒に変え、さらに0.25gの鉛シンカーを貼ってシンキングチューン(※浮き上らないように重さ調整すること)します。これを深場に沈めて、小さなストップ&ゴーを繰り返してみると、引ったくるようなバイトがありました。

上がってきたのは2匹目と同じくらいのサイズのハゼ君。と、ここで本日は終了です。最後、がっつりフロントフックにかかっているということは、本気喰いだったんだと思いますが…結局、パターンを見つけるところまでは行かなかった印象です。難しかったぁ。

今回は真昼間の下げ潮でした。おそらく夕方の上げ潮だと状況はまた違うんだと思います。通い込めば、何か見えてきそうなフィールドではありますね。どんな釣りでもそうですが、繰り返し同じフィールドに通うことで「変化」に気づく観察眼を磨くことができるんだと思います。今回、アウェーの釣りを体験することで、ホームで継続的に釣りをする中で見えてくるものの大切さを再認識することができました。さてと、また淀川で練習しよっと。