まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

淀川ハゼクラ、いい感じで釣れてます(2023年7月)

夏本番の暑さ到来。炎天下の真昼間、サイクリングがてら淀川にやってきました。そろそろハゼが大きくなってきていることを期待して、ランガンします。

まずは砂地のエリアからスタート。潮周りは大潮の干潮から1時間経過、思いっきり引いている状態からそろそろ上げ始めるタイミングでしょうか。では、準備を始めます。

本日のタックルはこちら。【ロッド】カーディフNX S48UL-4【リール】カーディフCI4+ 1000Sの組合せ。ラインはフロロの3lbが巻いてあります。

いろいろ試して、このセッティングに落ち着きつつあります。ロッドはライトソルト用よりもトラウト用の方が投げやすく、ラインもナイロンからフロロに変更しました。淀川は砂地に石が点在しており、ボトムノックさせるクランクだとラインが傷つきやすいみたいです。3lbのナイロンを使用していて、1ヶ月で2回ほどスタックした瞬間にあっさり切れることがありました。ラインの太さを5lbまで上げると大丈夫なのですが、今度は飛距離が落ちてしまいます。そこで「しなやかなフロロ」として評判のシーガーR18 フロロハンター タクトの3lbに変えたところ、飛距離と強度のバランスが取れました(※フロロリミテッドの3lbはハゼクラでは硬すぎると私は感じました、このあたりの感覚は微妙で人それぞれです)。

いつものようにハゼクランクDRから始めます。ですが…岸際まで小さなハゼが追ってくるものの、バイトするサイズではありません。クランクで釣れるサイズの魚はもう少し水深がある場所にいるようです。付近を1時間ほど探りましたが、反応がイマイチなので大きく移動することにしました。

自転車で流していると、中学生2人組が短めの延べ竿で小さなハゼを釣っているのが見えました。水辺に移動して状況を確認します。

二人組が釣っていたのは橋脚近くの浅場。周りを見てみると、下流側が逆ワンド状になっていて上げ始めた潮が当たっています(写真では見えにくいですが橋脚下流側にサンドバーがあって浅くなっています)。岸際が水深30cm、5m先が水深1mちょっとのかけ上がり状の地形で濁り水と綺麗な水の境目ができています。あれ?ここっていいかも。

ノーマルのDRでは浮き上がってしまいそうなので、腹に板状のおもりを貼ってシンキングチューンしたDRで狙ってみます。すると…アタリはあるのですが針に乗りません。もっとゆっくり動かした方が良さそう。テトラワークスのラクラ シンキングに変えてみます。すると…。

釣れました!アタリが明確なので、ルアーの色も含めてバッチリ当たっているようです。再現性があるか、同じコースに投げて確認します。下流からアップクロスに投げて急速潜航させ、ボトムに着いたら超スローリトリーブ、さらにステイ。すると、またも明確なバイト!

本日のパターンを当てたようです。サイズは12〜13cmがアベレージみたい。この後、1キャスト1ヒットの状態になりました。30分で20匹をキャッチする入れ食い状態を堪能。ちなみに、ルアーのカラーを変えると当たりませんでした。おまけに、同じポイントを上流側からダウンクロスに投げても食いませんでした。橋脚下流側の逆ワンドを下流側からアップクロスに投げてスローなストップ&ゴー、色は赤。これが今日の正解でした。

ちなみに、特徴的なこの場所、写真を見て「あ、あそこだ!」と分かる方も大勢いると思いますが、誤解してほしくないのが「この場所が釣れる」訳ではないこと。あくまで、この日、このタイミングでハゼの群れが溜まっていたということです。実際、30分経過して潮が満ち、岸際に逆の流れが生じた途端に群れが散ってアタリがなくなりました。

群れを見つけて、ヒットルアーを探りあて、バイトが深く出るカラーと動かし方を試す…この一連の作業がはまった時にパタパタっと釣れるのがハゼクラの面白さです。初挑戦の方は、まずはランガンして群れを探すことから始めるのがいいと思います。実際、十三より下流であればどこでも釣れる可能性があるので、SNSなどで釣れている写真の場所を探すよりも、とりあえずルアーを投げてみる方が手っ取り早いと思います。そのうち経験的に「この潮位ならこの辺りかも」というのが感覚で分かってくるはず。ハードルアーで釣れる楽しさを手軽に味わえるハゼクラ、ぜひこの夏に試してみてはいかがでしょうか。