８月に入りました。連日の猛暑で疲労も蓄積中。久しぶりにのんびり夜釣りでもしながら夕涼みしたいなぁと思っていつもの漁港にやってきました。と言っても、週の真ん中、明日も仕事があるので90分の時間制限付きです(^^;)。さて、どうなるでしょうか。
19時過ぎに到着。おっと、予想外の強風が吹いています。しかも大潮の上げが効いている時間帯で堤防先端部分は激流になっているみたい。これは苦戦するかも。さて、急いで準備を始めます。
本日のタックルはこちら。【ロッド】ソアレ エクスチューンMB S510SUL+-Sと【リール】REVO MGX THETA 1000ssといういつもの組合せ、ラインはフロロの2.5lbです。
まずはいつものようにアジスタ!1gにギョピン1.7インチからスタートします。
ですが…思った以上に風が強くなってきました。ラインスラックが出て、アタリを読めない状況です。水面も激しく波立ってしまい、水中の様子も見えません。これは厳しいな。少し風裏を探します。
湾奥の船の係留場所周辺に風も波も穏やかな場所を見つけました。とりあえず、ここで魚のレンジを探ります。
ところが、15分経過しましたが、どういうことか表層からボトムまで全く反応がありません。小魚も泳いでいませんし、生命感が感じられない。カゴ釣りをしている人たちにもまったりムードが漂っています。ここはダメそう。つまり…難しくても風と流れの中に突入していかないと釣れないようです。
意を決して堤防先端付近に移動。強風が吹き付けていて、水面は激流で渦を巻いている様子、ハッキリ言って超難しい状況です。それでも「せっかく来たんだから」と頑張ってキャストします。着水と同時に竿先を水面に近づけて、極力風の影響を受けないようにラインメンディングします。竿先を上げると風で糸がはらむので、竿先を下げたままリーリングでアクションをつけてみますが、正直よく分かりません。それでも１キャストごとに10カウントを加えて徐々に深いレンジを探ってみます。すると…30カウントのレンジでモゾっという小さな違和感が竿先に伝わりました。ん？なんだこれ？
もう一度、同じレンジを引いてみると、やっぱり微かに反応があります。ですが、風の影響で微妙に糸フケが出ているせいか小さすぎる反応に合わせが決まりません。ルアーを数種類変えてみましたが、結局かけることができませんでした。おそらく豆アジだと思うのですが、今日の状況と私の腕では、このアタリはモノにできそうにありません。諦めて方向転換します。
ターゲットをメバルに絞って、流れのヨレでエサを捕食している活性の高い個体を狙うことにしました。と言っても、水面が激しく波立っていて流れを読むのが難しい状況です。しばらく観察していると、ところどころに30cm位の小さな浮ゴミがクルクル回っていることに気づきました。どうやら、小さな流れのヨレがある場所のようです。そこを狙ってキャストしますが、必ずしも魚がついている訳ではないようで反応はありません。でも、他に手がかりがないのでこれを続けます。そして１時間が経過、残り時間は15分。ここで潮がフッと緩みました。これまでより一段大きなヨレが発生しています。しかも、位置は常夜灯の明暗の境、千載一遇のチャンスです。糸フケが出にくいように、ちょうど風を真正面から受ける位置に移動してキャスト。10カウント沈めて、チョンとワンアクションを入れてからリトリーブを開始。すると、竿先にツンという明確なバイト、すかさずパシュッと合わせを入れます。針に乗った！クイクイと小気味良い引きで竿先が絞り込まれます。緩めにセッティングしたドラグもジリジリと出ていきます。おぉ、気持ちいい。
上がってきたのは、待望のメバル君。サイズは20cm弱とこの漁港ではまあまあの方です。やっと釣れた、ありがとう！激タフの状況下で釣れた１匹は格別です。と、ここで時間切れ、本日は納竿です。
上げ止まりで潮が緩み始めました。ここから1時間くらいが時合いのようですが、明日も仕事があるので残念ながら予定通り切り上げます。それにしても、のんびり夕涼みで来たはずなのに、真逆のハードなゲームを展開してしまいましたw。でも、これはこれで面白いんですよね、十分満喫できました。さ、明日に備えて早く帰らなきゃ。
