まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

城北ワンドでウキ釣りをしてみた(2023年5月)

5月最後の週末、天気が良いので淀川沿いをサイクリングすることにしました。心地よい風を感じながらのんびりとペダルを漕いで、城北ワンドに到着。いつものように沢山の人が訪れています。

水の色は…軽く濁っている感じです。数日前に雨が降ったので、その名残でしょうか。ヘラ師の方の竿が大きく曲がっているのが遠くに見えます。どうやら、魚の活性も悪くはなさそう。では、サイクリングの途中ですが、ちょっとだけ寄り道して釣りをすることにします。

本日のタックルはこちら。【ロッド】RGM spec.1 270。ウキ釣りを楽しもうと思って、延べ竿を持って来ました。ターゲットは…フナが釣れたらいいなぁ。そして、エサはこちら。

今回もお手軽「蒸しパン」釣法で狙います。

早速、針に消しゴムをセットしてタナ合わせ。底から10cm切ったタナで始めます。まずはちぎった蒸しパンを少し大きめ1cm位に丸めて針につけ、岸ぎわからキャストしてみます。反応がなければ、次は岸から1m沖にキャスト。それから2m、3m。4投してアタリがなければ20mほど歩いて、また岸際からキャスト。これを繰り返します。すると、葦が生えているエリアの横、岸から3mの位置でウキに反応が出ました。何か、魚がいるようです。

蒸しパンを付け直して再度キャスト。ツンツンとウキが左右に振れますが、水面下に入っていきません。そっと仕掛けを上げるとエサがなくなっています。今回の蒸しパン、いつものヤマザキの「北海道チーズ蒸しケーキ」がなかったので、セブンイレブンの物にしたのですが、若干針持ちが良くありません。その分、バラケはいいので魚を集めるにはいいのかもしれませんが、投入して15秒くらいで落ちてしまうようです。

食い込みを良くするためにサイズダウン。5mmの球にして針先につけてみます。キャストすると…ウキが上下に動くようになりました。ですが、アタリはあるものの針に乗りません。ウキ下を変えるとアタリがなくなるのでタナが違う訳ではなさそう。ということは…魚が小さいんでしょうか。エサをさらに小さくします。3mmの球にして針先にちょこんとつけます。これを投入すると…ウキが勢いよく消し込みました。すかさず合わせると、竿先に生命感。上がって来たのは…。

タナゴの一種でしょうか?肉眼で見ると紫がかった魚体が結構綺麗です。タナゴは詳しくないので種類は分かりませんが、淀川水系には取ってはいけない天然記念物の種類もいるようなので、写真だけ撮ってすぐにリリースします。遊んでくれて、ありがとう。(※この時点では勘違いしていますw。)

当たっていたのはコレだったんですね。仕掛けについているのは袖針5号、フナを想定していたので少し大きめ、なかなか針にかからないはずです。それにしても、何で3mも沖にいるんでしょうか?…と思っていたら、目の前、岸際を3〜40cmのブラックバスが悠々とクルーズしていきました。なるほど!こいつが泳いでいるから岸際の水草周りは危険なんですね。だから、水深のある沖合3mのボトムの石陰に隠れているってことなのか。

と、ここで風が出て来ました。横から風の当たる場所はウキの動きが読めません。背中から風を受ける位置に移動してもう少しキャストしてみます。ここでもやはり岸際は反応なし。沖合3.5mの位置で底スレスレにエサを浮かせるとアタリが出始めました。ですが、なかなか針にかかりません。エサを小さくつけて…4回目、ようやく針に乗せることができました。

上がって来たのは、さっきと同じ種類の魚。どうやら、この池全体にいるみたいです。それにしても、狙うエリア、ポイント、タナ、エサのサイズなど実に戦略的に遊ぶことができました。釣りは魚のサイズや引きの強さだけじゃなくて、こういうパズルゲームのような思考で魚との距離を詰めていくのも楽しいんですよね。

ちなみに、近くで15cmほどのフナをバンバン釣っている人がいたのでエサを確認したらミミズを使っていました。どうやらフナは動物性のエサの方が良かったみたいです。

風がさらに強くなったので、釣りは終了。サイクリングに戻ります。

結果的に、1時間で小さい魚を2匹釣っただけですが、すごく頭を使った感じで心地よい疲れと満足感を得られました。次はブラックバスかな…日中、あの位置をクルーズしているってことは……帰り道、次の釣行の作戦を練りながらペダルを漕いでいたら、いつの間にか家に着いていました。

※次の記事の時の釣行で気づきました。これってブルーギルの稚魚ですよね、多分。成魚と形が違ったので気づかず、ずっと、タナゴの一種と思ってました、恥ずかしい(^^;)。バス釣りでギルが釣れると「ギルかぁ」とか言ってたのに、本気で狙って楽しんでましたw。