まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

ハゼクラの始め方(道具編)

釣り場では他のアングラーの方から話しかけられることも多いですよね。普通は「今日はどうですか?釣れましたか?」という挨拶が多いと思うのですが、「それ、どうやってやるんですか?」という質問も時々いただきます。今年(2023年)、特に多かったのがハゼクラをやっている際の質問。いろいろなメディアで紹介されて「ハゼクラ」という釣り方はメジャーになってきましたが、まだ自分ではやったことがない方も多いみたいで、興味津々といった感じでいろいろな質問をいただきました。

そこで今回は「どんな道具があればハゼクラを始められるのか」という質問への回答ということで簡単にまとめてみたいと思います。と言っても、プロではないのでファン・アングラーの覚書程度のものだと思って見てくださいw。

では早速始めましょう。

ハゼクラってたくさん道具を用意しないとできないんですか?

下の写真を見て下さい。私が持っていくのはたったコレだけです。ルアーフィッシングの中でも用意するものが非常に少ない釣りの一つだと思います。

1 ロッド、2 リール、3 ルアーケース、4 フォーセップ…以上の4点です。私はこれを小さめのリュックサックに入れて釣行しています。釣り場では3と4だけ小さなサコッシュに入れて斜め掛けしています。ひとつひとつ見ていきましょう。

ロッドはどんなものがいいのですか?

どんな物でも使えるとは思いますが、快適なのは◎トラウト用、◯ライトソルト用だと思います。

ハゼクラは3g前後のクランクをキャストして、ボトムをタッチさせながら引いてくる釣りです。つまり、1 軽量のルアーを投げられること、2 ボトムタッチが分かる程度の感度があることが必要条件となります。これらを満たすものとしてトラウト用とアジやメバルを釣る時のライトソルト用が挙げられます。ちなみに、繊細なアタリを掛ける釣りという訳ではなく「巻き」の釣りですので感度特化のアジング用よりはトラウト用の方がやり易いと思います。と言うものの、実際にはどんな竿でもできたりします。長すぎると扱いづらいとか、柔らかすぎると根掛かりしやすいとか、その程度の差だと思います。

バスロッドでも流用できますか?

もちろん可能ですが、ハゼは10〜20cmです。バスロッドでは少し竿が強いので引き味を楽しむためには柔らかめのものを選ぶのがいいかもしれません。

では、次に行きましょう。

リールはどんなものがいいですか?

小型のスピニング(1000〜2000番)がいいと思います。

ハゼクラの場合、せいぜい20m程度しかキャストしません。なので、細糸を50m巻いておけばキャパ的には十分なのでどんなリールでも大丈夫です。むしろ、大きすぎると重いのでできるだけ軽い小さめのリールの方が扱いやすいと思います。ちなみに、釣りの性質上、高級品でなくてもあまり釣果に影響はしないと思います(^^;)。

むしろ、リールに巻くラインの方が難しかったりします。リールの扱いに慣れていない初心者の方でしたらナイロンの5〜6lb(1.5号)くらいが扱いやすいと思います。問題は中級アングラーの場合です。先ほども書きましたが、3g程度のクランクをキャストしてボトムノックさせる釣りです。ラインを細くした方が飛距離は出ますが、ボトムノックの際に石などで擦れやすいので細くしすぎるとラインブレイクします。この塩梅が重要なのですが、決め手は自分が通うフィールドのボトムの特徴だと思います。

ちなみに私が通う淀川は砂地の中に石が点在するボトムが多いのでナイロン3lbではラインブレイクが多発しました。5lbに上げると切れないのですが飛距離が不十分。そこで現在は柔らかめのフロロ「シーガーR18 フロロハンタータクト」の3lbを使用しています。この辺りは個人の感覚的な部分が大きいですけどね。

では次に進みましょう。

使うルアーを教えて下さい。

最近はハゼ専用のクランクが売られていますので、まずはこれを使ってみるのがいいと思います。

以前はトラウト用のルアーを転用したりしていましたが、最近は各社からハゼ専用クランクが販売されています。

ちなみに、私はこの2種類を主に使用しています。左がダイワハゼクランクDR、右がDUOテトラワークスKURAKURA(シンキング)です。ダイワのハゼクランクには浅場用のMRと深場用のDRの2種類がありますが、私はDRしか使っていません。MRとDRの違いは潜行深度というより浮上速度にあります。MRは浮き上がりが早いので、ボトムノックを連続させるには比較的早い速度で巻き続ける必要があるんです。私はボトムステイを多用するので、DR派という訳です。同じ理由でKURAKURAもフローティングタイプではなくシンキングを多用しています。

このルアーケースの蓋には、ビッグベイトの浮力調整に使うシール付きの板オモリをカットしたものが貼り付けてあります。これをリップの後方あたりに貼るとDRがさらにスローフローティングにチューニングできるんです。活性が低い時の裏技です。

最後の項目に行きましょう。

フォーセップって何ですか?

見ての通りハサミみたいな道具ですが、正確には針外しです。これはラインカッターも一体化しているモデルです。

アジやメバルなどライトソルトをやる人には馴染み深い道具ですが、バスアングラーの人とかにはあまり知られていませんね。ハゼクラはルアーを飲まれることはほとんどありませんが、針を外す際に激しく暴れてフックが指に刺さることは時々あります。これを回避するためにフォーセップを一つ用意しておくといいと思います。

 

ここまで色々書きましたが、基本的には非常に始めやすいジャンルの釣りだと思います。

クランクを2、3個買えば、手持ちのタックルを流用してやってみることができます。まずは近所の川に行って投げてみることをお勧めします。対象魚は大きくありませんが、ハードルアーで釣れると楽しいですよ(^^)/。

ちなみに、実際いろんなタックルで釣れるという証拠として過去記事を2つ紹介しておきます。

↓ベイトタックルで釣っているのがこちら。

might-tokotoko.hatenablog.com

 

↓トラベルショートロッドで釣っているのがこちら。

might-tokotoko.hatenablog.com