まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

九州の貯水池でアウェイの洗礼(2022年8月)

所要で九州に行ってきました。数日間の滞在ですが、予定の合間を縫って郊外の貯水池でバス釣りをする目論みでロッドを持ち込んでいます。今回はまずタックル紹介から。

ロッド】ZODIAS(パックロッド)S70M-5【リール】ヴァンフォードC2500SHGの組み合わせ。ラインはフロロの6lbですが、PE0.6号の替えスプールを持ってきています。この貯水池は過去に数回訪れたことがあり、40cmアップの実績もあるのですが、今年の春に立ち寄った際に地元アングラーが「今年は釣れないよー」と言っていたので、色々できるように替えスプールまで準備してきました。予定的には2時間×3回くらいは出来そうなので、何とか攻略したいところです。

 

◆DAY1 (初日)

朝9時にフィールドイン。湖面の半分近くをヒシモのようなベジテーション(水生植物)が覆っていて、さらに周囲1kmの湖岸は夏草が繁茂し、水辺に入られるポイントが限られそうです。①アウトレット(流れ出し)、②ワンド、③インレット(流れ込み)の3箇所しか竿を出せそうにありません。まずはぐるっと回ってみることにしました。

①アウトレット(流れ出し)周辺は水面をヒシモが覆っていますが、水の動きはあまりなく生命感はありません。カバー際にハリーシュリンプなどを落としてみましたが反応ありません。

②ワンドエリアでは15cm位の小バスが1匹フラフラと泳いでいました。ですが、底が見えるほど水深が浅く魚がいないのは丸見えです。

③インレット(流れ込み)周辺には地元の小中学生2人組が入っていました。30cm前後の鯉が数匹泳いでおり、岸際にはベイトの姿もチラホラ。間違いなく、このエリアが一番雰囲気があります。とりあえず、フリックシェイクのジグヘッドワッキーやハリーシュリンプのダウンショットなどで様子を伺います。すると、スピナベを投げていた中学生のロッドが大きく曲がりました。上がってきたのは40cm位の雷魚。どうやら初めて釣ったようで、大騒ぎです(^^;)。

「これって雷魚ですか?」って質問されたので、「そうだよー。噛むからバス持ちしちゃだめだよー」と教えてあげました。運よく針は外れたみたいで、キャーキャー言いながら胴体を掴んで記念撮影していました。初日は有望エリアを特定したところで終了です。

 

◆DAY2 (2日目)

今度は夕方フィールドインです。場所はインレット周辺一択です。まずは昨日、スピナベに雷魚が反応していたので、ベイトフィッシュを狙うフィーディングの魚を想定してフリッシュのミドストでスタートしますが反応ありません。次は蛙パターン水草の表面でイモグラブのノーシンカーを転がして、縁からポトンと沈めてみます…が、これも反応なし。ヤマセンコーのノーシンカーのフォールも無反応。フリックシェイクを流れ込みにドリフトさせるも不発。エビ食いバスを狙ってハリーシュリンプのダウンショットを水草の隙間に捻じ込んでもアタリなし。何も材料を得られないまま時間切れです。

 

◆DAY3 (最終日)

深夜に激しい雷雨がありました。朝イチで入ったインレットは激流になっています。濁りも入って水中の視界はかなり悪そう。ただ、水温は下がったと思われるので、もしかしたら深場からシャローに魚が差すかもしれません。まずはインレットの脇、反転流になっている場所をフリックなどで探りますが反応なし。やっぱり岸際ではなく、水深のある沖にいるのかもしれません。なので、最終日はスプールを替えてきました。PE0.6号にフロロ8lbのリーダー。7gのシンカーを通してキャロライナリグを組みます。

ルアーはソルティースラッガーの黒。上の方に濁りが入っているので、バスが底近くに待機していることを想定して視認性の良い黒のルアーで勝負します。これを扇型に遠投して立っているスポットから撃てる範囲を広く探りました。…が、結局、ノーバイト。完敗です

オカッパリから撃てる範囲に魚がいなかったのか、食わせることができなかったのかは分かりませんが、手持ちのタックルでできることは全てやったつもりです。仮にベイトタックルとハードベイトやスピナベ、ジグなどがあったとしてもヒントが掴めたか分かりません。

久しぶりにアウェーの洗礼を浴びた釣行になりました。悔しいなぁ、次は何を持って来ようかな。それとも鯉があんなにいるんだから、いっそパン鯉やるか…とか、もう「次」のことを考えていたりするのが釣りバカの性ですね。ま、釣れないのも釣りだからしょうがないか。