まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

秋の淀川をサイクリングしながら釣ってみた(2023年10月)

10月も後半に入り、空気がカラッとしてきました。昼間でも暑すぎず、絶好のサイクリング日和です。今日は自転車でのんびり走ることをメインに出かけることにしました。

十三駅に程近い河川敷からスタート。天気がよくジョギングしている人も多いので、ゆっくり安全運転で走りましょう。今日は右岸を下流方向に向かうことにします。まずはハゼクラしながら下ろうかな。タックルを準備しておきます。

【ロッド】カーディフNX S48UL-4【リール】カーディフCI4+ 1000Sの組合せ。ラインはフロロの3lbです。

スタート地点近くの橋の袂で投げてみます。ルアーはこちら。

いつものようにハゼクランクDRから始めます。最近何回かハゼクラしているのですが、季節が進行してハゼのサイズが大きくなってから、ちょっと難しくなってきている気がします。ノーマルのDRだと浮き上がりが速すぎるようでチェイスするもののバイトしません。一方でシンキング系のルアーにも反応が悪くなってきているようです。なので、DRにシール状の板おもりを貼ってスローフローティングに調整したものを最近は使用しています。今回もチューニングしたDRで始めます。岸から5mほどのブレイクをストップ&ゴーで探っていると、引ったくるようなアタリがきました。

上がってきたのは18cmの立派なハゼ。最近の淀川はこれくらいのサイズが釣れています。幸先のいいスタートです。試しに同じコースに投げてみますが、連発はしません。群れが小さいのか、個体が大きくなって数が減ったのか分かりませんが、7月頃と違い、同じ場所にキャストしてイージーに釣れ続くことは少なくなりました。少しずつキャストコースを変えてブレイクを探ります。すると…。

2匹目ゲット。どうやらここで続ければ、ある程度釣れそうです。ですが、今日はサイクリングメインなので場所移動。次のポイントまで竿を片手にのんびりペダルを漕ぎます。

次のポイントはこちら。おーっ、チョイ投げでハゼを狙っている人たちがいっぱいいます。最近、釣果が良いんでしょうね。隙間に入れてもらってキャストを開始しますが…当たってきません。ん?どこでも釣れるって訳じゃなさそうですね。隣で釣っていた人に話を聞くと「パワーイソメで沖を狙ってるけどアタリが小さくて針に乗らない」とのこと。岸際に寄っていなくて、しかも小型の群れなのかもしれません。サクッと見切って、さらに下ります。

次のポイントはテトラ帯。穴釣りのおじさんがいたので、横に入らせてもらいます。「テトラの際々に良いサイズが着いてるよ」と教えてくれたのでギリギリを通してみます。すると…。

釣れました。確かにテトラのすぐそばでバイトしてきました。ちなみにテトラから2m離れたコースを通すと反応ありません。うーん、これは穴釣りのタックルでやると面白そうだなぁ。今度試してみよっと(^^;)。さてと、サイクリングに戻ろうかな。

一気に下って河口部まで来ました。淀川右岸の最下流の行き止まり、矢倉緑地公園という場所です。ここは駐車場が近くに無いため、徒歩か自転車、あるいはバイクでしか来られないので非常に綺麗な公園なのに穴場的に人が少ないスポットです。夏場は夜釣りでウナギを狙っている方達がいますが、釣れている場面に遭遇したことはないので魚影の濃さは分かりません。

ここでタックルを変更します。

【ロッド】OUTBACK BEYOND S756L【リール】ヴァンフォードC2500SHGの組合せ。ラインはPE0.6号に8lbのフロロリーダーをセットしています。そしてルアーはこちら。

アーバンシュリンプをセットした7gのフリーリグ。帰りはチニングをしながら上流方向に走ることにします。

天気も良くて気持ちは良いのですが、小潮満潮の潮止まりを迎えて流れは無くなってきました。チヌを狙うのは少し難しいかもしれません。

大阪で最も有名なチニングスポットである通称「マンション前」の対岸にやってきました。数人のアングラーがいますが釣れている様子はありません。試しにキャストしてみますが…気配もありません。うーん、これは厳しいかな。

目ぼしいポイントを撃ちながら北上すること2時間、一回も当たりがありませんw。本日最後のポイントに入ります。

見慣れた景色…真冬のポイントです。今年はまだここでは1匹も釣っていません。予想通り、15分ほど投げてみましたがアタリなく、納竿とすることにしました。

開始から約5時間、前半のハゼクラは好調だったものの、後半のチニングは不発で尻すぼみな展開になってしまいました。まぁ、最初から今日はサイクリングメインのつもりだったので、気持ちよく走れただけで満足です。走行距離は20km少々なので普通に走れば1時間ちょっとのコースなんですけどね(^^;)。釣りをしながらだと半日がかりで遊べます。次は…ハゼの穴釣りも面白そうだったなぁw。

秋の神戸でナイトアジング(2023年10月)

金曜日の夜、いつもの漁港にやって来ました。時刻は19時。寒くなるちょっと前、一年で一番快適に夜釣りができる季節です。だからこそ、人も多いんですけどねw。

堤防にはアオリイカ狙いとアジ狙いのアングラーが半々といったところでしょうか。ん?なんだか釣れていないフィールド特有のまったりとした空気が漂っています。大潮の潮止まり直後、もしかして時合を逃したのかな?とりあえず準備を始めます。

本日のタックルはこちら。【ロッド】ソアレ エクスチューンMB S510SUL+-Sと【リール】コンプレックスXR C2000F4の組合せ。ラインはエステルの0.35号にフロロの3lbリーダーを40cm結んでいます。

そして、いつものようにアジスタ!1gギョピン1.7インチからスタート。まずは湾奥の漁船係留エリアを探ってみます。キャストして表層を引いてみますが反応なし。次に10カウント沈めて引いてみますが、やはり触ってきません。試しにテンションフォールでボトムまで沈めてみますが、フォール中は反応なし。底についてワンアクション入れてからさびくとプルンと小さなアタリがきました。すかさず合わせると、竿先に生命感。

上がってきたのは小さなメバル君。うーん、このサイズのメバルが底べったりかぁ。湾奥の水が止まっているエリアはあまり期待が持てません。すぐに見切って、大きく移動。水路近くの流れが生じやすいエリアに移りました。が、こちらは人が多い激戦区。流れのヨレができる一級ポイントには先行者の方が入っていて参入できません。仕方なく、流れは弱いけど常夜灯の明暗が絡む場所に入らせてもらってキャストを始めます。

表層は…反応なし。次に10カウント沈めてからリトリーブを始めると…モゾッという小さな違和感。とりあえず反射的に合わせてみると…針に乗りました。

釣れたのは10cmクラスの豆アジ。ところが、連発しません。10カウント沈めて、竿をさびくように動かすと全く当たってきません。フォールを入れてもダメ。ゆっくりとリーリングで引いてくると、ショートバイトが出ました。縦方向の動きを嫌がっているようで、スローな横の動きにだけ反応してきます。10カウントでのレンジで反応がなくなったので25カウント沈めてからリトリーブを開始すると、ツンというアタリ。

上がってきたのは、やっぱりこのサイズ。それにしても、当たるレンジがバラバラです。アジは広範囲に散っているみたい。その上、バイトが出るのはスローな横の動きだけ、ものすごくセレクティブで難しい感じです。水温が下がり始めた時期で安定してないからでしょうか。

ここで、カゴサビキをしていた方が帰り支度を始めました。流れがヨレるポイントに近い準一級ポイントです。近寄って「入らせてもらっていいですか?」と声をかけたら、快く場所を空けていただけました。

流れのヨレにキャストしてテンションフォールさせます。すると、途中でヌッと重くなる層がありました。上と下で流れの向きがズレている場所でしょうか。明らかに他とは感じが違います。一度ピックアップして再度キャスト。同じ場所までフォールさせていって、重くなったタイミングでリトリーブを開始…すると、コンッという明確なバイト。すかさず合わせます!お、今日一番気持ちいい合わせが決まった。

上がってきたのは、ほんのちょっとだけサイズアップしたアジ(^^;)。ようやくパターンが見つかったかも。

この後、同じ場所で連発しましたが、これ以上のサイズアップはできませんでしたw。

2時間経過して21時に納竿。難しかったですが、豆アジの数釣りは楽しめたので一応満足です。新月過ぎの大潮、満潮近くの常夜灯周り…条件は良いと思ったんですけどねぇ。自然相手なのでそうそう思惑通りに運ぶものでもありません。まあ、その「難しさ」が「楽しさ」でもあるんですけどね。

あと数週間したら寒くなってしまいます。その前にもうちょっとだけ夜釣りを楽しんでおきたいなぁ。

 

旅先で釣り散歩してみた in 広島(2023年10月)

旅行で広島にやってきました。釣り目的ではない普通の旅行ですw。

こんな風に日没後の厳島神社を満喫…みたいな感じの旅行です。では、釣り道具は持ってきていないのかというと…そんな訳ありません(^^;)。隙あらば…ということでバッグの隅にロッドを入れてきています。

初日の夜、ホテルの近くの桟橋で釣ろうかと思ってフェリー乗り場の人に「この辺りって船の往来がなくなってから釣りしてもいいんですか?」と聞いてみました。「フェリー乗り場の桟橋周辺はダメだけどそれ以外は別にいいよ。ただ、釣り人を見たことはないから釣れないんじゃないの」ということでした(ちなみに県のルールなどで禁漁設定などがされていないことは来る前に確認済みです)。で、夜になって散歩に出たのですが強風で釣りにならず諦めました。

翌朝6時、明るくなってきたのでホテルを抜け出しました。近くの海辺で準備を始めます。

今回のタックルはこちら。【ロッド】ラグゼ パックスタイルA4 S49FL-solid【リール】REVO MGX THETA 1000ssの組合せ、ラインはフロロの2.5lbです。まずはロッドを持って釣りができそうな場所を探します。港周辺は岸際5mくらいまで敷石が入っていて、その先深くなってからは砂底のようです。海藻は生えておらず、石も沈んでいないようで真っ白な底がかなり沖まで見えるくらい遠浅。表層を鉛筆くらいのサヨリが1匹泳いでいくのが見えました。生命感はありそう。ただし、足場が高く、風が強いのでちょっとジグ単では難しいかな。水面が近い場所を探して歩きます。すると…。

階段状の足場が水際まで伸びている場所がありました。ここなら安全にできそうです。向こうに砂浜が見えていることからも分かるように水深はかなり浅め、本来はパワーイソメをセットしたチョイ投げとかで探るようなエリアです。ですが、旅行では荷物を最小限にするために色々な道具は持って来られません。今回はジグ単用の道具だけ。なので、これで何とかすることを考えます。

まずはアジスタ!1gギョピン1.7インチから始めます。カラーはオキアミ系。沖に向かってキャストして、ボトム付近をリトリーブ。すると、1投目から竿先に違和感が出ました。針には乗らなかったので上げてみると、ワームがボロボロに齧られています。小さなフグがいるみたい。これに付き合っていると手持ちのルアーが無くなってしまいます。なので、ルアーチェンジ。

テトラワークスのチョップ、ライムサイダーという色に変えます。科学的な裏付けはありませんが、何となくグリーン系のワームはフグに齧られることが少ないような気がしているので、この色をチョイスしてみました。さらに狙うポイントも沖の砂底ではなく手前の敷石との境目に変えてみます。すると…竿先にプルプルと気持ちのいいアタリ。

上がってきたのは、タケノコメバルのちびっ子。遊んでくれてありがとう!

さらに向きを変えて浜辺の方向にキャストすると、ちょっと違うアタリ。

今度はハゼの仲間っぽい魚が食ってくれました。その後もバイトが続きます。ですが、魚のサイズが小さいのでなかなか針に乗りません。風もまあまあ吹いているので、糸フケが出ないようにラインメンディングして…小さいアタリを…かける!

これはこれで、結構テクニカルで面白い釣りです。釣りの楽しさは魚のサイズだけじゃありません。結局、1時間ポロポロとタケノコメバルが釣れ続き、朝の釣り散歩はとても楽しく終えることができました。

さらに今回の旅行では最後に広島駅のみっちゃん総本店で美味しいお好み焼きも食べられたので、グルメ的にも大満足。

釣りをメインに据えた遠征旅行も楽しいのですが、こうして釣りメインではない旅行の中で、たった1時間でもいいので水辺でロッドを振る時間を作って1匹を狙いに行くのが大好きなんですよね。道具も限られた状態でやるので「あー、あれがあれば釣れるのになぁ」ということも多いのですが、そういう「不自由さ」も含めて楽しむことで、手のひらサイズの魚が思い出の1匹になる気がします。今回も楽しかったなぁ、次はどこで何が狙えるんだろう。

秋の神戸でエギングしてみた(2023年10月)

10月に入りました。アオリイカ新子シーズンが開幕している頃なので、いつもの漁港にやってきました。おぉ、人が多いなぁ。イカ狙いのエギンガーの姿が目立ちます。

時刻は午前11時、大潮の干潮まで3時間ちょっと。下げ潮の潮止まりまでを狙う感じです。グルリと見回すと、潮がよれる一級ポイントには先行者の姿があるので結構厳しそうですが、まずは準備を始めましょう。

本日のタックルはこちら。【ロッド】セフィア エクスチューンMB S83ML【リール】セフィアXR C3000SDHHGの組合せ。ラインはPE0.6号にフロロの8lbリーダーをセットしています。そして、エギは3号からスタートします。

周囲のエギンガーを観察すると、皆さん2.5号を結んでいます。やっぱり小さい新子狙いのよう。…で、ここから1時間、港内を歩き回ってキャストしましたがチェイスもありません。エギもサーチ系から始めてシャローモデル、サイズダウンとローテーションしましたが反応なし。人が多くて入りたいポイントに入れないというのもありますが、それ以前の問題として、足元の堤防には小さな墨跡がたくさんあるので、どうやら2週間ほど出遅れたようです。おそらく釣れ始めた情報が出回って既に多くの釣り人が入った後みたいで、真っ昼間にイージーに釣れる個体は多く残っていないように見受けられます。おまけに潮も低いし、粘っても無理っぽいかな。アオリイカは日を改めてナイトゲームで本腰入れて臨まないとダメみたいです。ということで、タックルをチェンジします。

本日のタックルその2はこちら。【ロッド】ラグゼ パックスタイルA4 S49FL-solid【リール】コンプレックスXR C2000F4の組合せ。ラインはエステルの0.35号にフロロの3lbリーダーがセットしてあります。普段はメバルをメインにライトロックも視野に入れているのでPEかフロロ直結を好んで使っているのですが、さすがにデイゲームだとメインが豆アジになるだろうということでエステルにしました。リールも細糸対応でドラグ調整しやすいコンプレックスXRにしています。

で、港内を探り始めたのですが…潮が緩んできて魚の反応が悪くなってきました。漁船の下に小魚の姿は見えるものの、ルアーを通しても全く反応しません。そこで水路に移動することにしました。

この水路は潮止まり直前でも結構な速度で流れています。そのため、とても釣りにくいので人が少ないんです。今日も誰もいません(^^;)。常連のおじさん達もいないってことは…時合が終わってるのかなぁ。とりあえず投げてみましょう。

うーん、やっぱり流れが速すぎて普通にキャストしたのでは釣りになりません。なので、他に人がいないのを良いことにテクトロすることにします。まずは軽く潮上にキャストしてラインを出して沈めます。そしてラインを張らず緩めずのテンションにした状態で、海上のゴミを見ながら同じ速度で潮下の方向に歩いて行きます。100mほど歩いたらピックアップして元の位置まで戻って再度キャスト。こうして水路の壁際ボトム近くをドリフトで狙います。すると、プルプルと力強いアタリ、上がってきたのは…。

20cm位のアナハゼ君。今日、ようやく1匹目です。その後、3往復してアナハゼを1匹追加。他の魚が当たらないので、港内に戻ります。湾奥の漁船係留場所を見てみると、チヌやグレがポケーッと浮いています。あ、これはダメだ。最後に岸壁側のボトムで小さなタケノコメバルを1匹釣ったところで本日は納竿です。

アジの姿は見られませんでした。時間帯と潮が合わないと、同じ場所でも難しいなぁ…というのも、実は二日前の夜、アジングで訪れていたんです。

9月最後の金曜日の夜、中秋の名月ということで「お月見しながらアジ釣りと洒落込もう」と思い、1時間だけ釣りに来たんです。タックルは日曜のものと同じ。

ご覧のとおり、豆アジが比較的簡単に釣れる状態だったので、デイゲームでも何とかなると思っていたんですが、どうにもなりませんでした。干潮付近の真っ昼間ですからね、やっぱ無理筋かなぁw。次回はちゃんと狙いの時間帯に入るようにしなきゃ。でも、カラッとした秋の空気の中のデイゲーム、気分はよかったので満足です。次は何を狙おうかな。

須磨浦漁港で五目釣り達成(2023年9月)

9月も後半に入り、朝夕の空気が秋めいてきました。…ということは、あの魚が釣れ始めるのではないかと思い、久しぶりに須磨浦漁港にやって来ました。あの魚…というのは、テクニカルな釣りで楽しませてくれる…そう、カワハギです(^^)/。

漁港内を見渡すと、内向きはサビキの家族連れ、外向きはエギングの人が多く、カワハギ狙いの人はいないようです。では、早速準備を始めます。

今回のタックルはこちら。【ロッド】Beams Xpan 4.3LTS【リール】月下美人AIR TW 8.5L PE SPECIALの組合せ、ラインはPE0.6号にフロロ6lbリーダーがセットしてあります。これに市販のカワハギ仕掛けを結びます。そして、エサは…。

マルキューのパワーミニイソメ(中)の各色を液だれしないケースに入れて持って来ました。ちなみに、カワハギの時はパワーミニイソメを家でラインカッターで半分に切ってから入れています。釣り場での作業を極力減らして手返しの効率を良くするためです。

では、早速始めてみましょう。堤防の継ぎ目付近で仕掛けを底まで落とし、着底したら糸ふけを取って少し底を切ります。軽く仕掛けを上下させてから、短くステイ…すると、コツンと小さなアタリがありました。すかさず合わせると、竿先にプルプルと生命感。針に乗りました。

上がって来たのは、小さなカワハギ。10cmありませんw。このサイズの魚のアタリに合わせるのは結構難しいので、思わずニヤリとしてしまいます。これこれ、コレがカワハギ釣りの面白さです。さあ、次を狙いましょう。人工エサは色々なカラーを試してみます。底まで沈めて、底を切って大きくゆっくりと上下させ、ステイさせようとしたら…あ、ちょっと違う元気なアタリが来た。

上がって来たのは、今度はスズメダイ。いわゆるエサ取り系の小魚がたくさんいるようです。釣り分ける技術は私には無いので、とりあえず掛け続けてカワハギが混じるのを待ちます。

次に来たのはウリボウ(イサキの幼魚)。ゆっくり仕掛けを上下させていたら食ってきました。ん?そういえば、さっきのスズメダイもゆっくり動かしている時に来たなぁ。試しに仕掛けを動かさずに止めてみると…エサを取られました。なるほど、もしかしたら…。

今度は底まで沈め、軽く上下させてからショートステイを入れてみます。すると、止めた瞬間にコツンと小さなアタリ。すかさずピシッと合わせます。よし、針に乗った!お、ちょっといいかも。

上がってきたのは、少しだけサイズアップしたカワハギ。と言っても12cmといったところでしょうか。おそらく、今日ここにいる魚の中で小さなカワハギは遊泳力が低い方なのではないでしょうか。なので、仕掛けを大きく上下させると他の魚に競り負けてエサを食べられない。そこで落ちてくるエサを追っかけて潜り、オモリが着底してエサがフワッと漂った瞬間を狙ってバイトしてきている。そんな想像をしながら、同じように着底後のバイトを狙います。すると、ここから小さなカワハギが連発しました。どうやら、本日のパターン発見のようです。ここで、カワハギ調査は終了して、もう一つの作業を行います。

本日のタックルその2。【ロッド】ラグゼ パックスタイルA4 S49FL-solid【リール】REVO MGX THETA1000ssという組合せ。ラインはフロロの2.5lbです。ニューロッドです。旅行や仕事帰りなど釣りメインではない時の鞄に入るアジング用サブロッドとして購入しました。仕舞寸法がA4サイズ以下の28cm!ということで4'9"なのに6本継です。その操作感を確かめるために持ってきました。完全に初使用です。

試しにいつものアジスタ!1gとギョピン1.7インチを付けて投げてみます。キャストフィールは問題なし。飛距離も普段通り出ています。そのまま、ボトムまで沈めてから、軽く竿をさびくように動かすと…モゾッという変なアタリが出ました。すかさず合わせると…。

上がってきたのは10cm程度の豆アジ。このアタリが掛けられるのであれば、実釣性能は問題ありません。再現性があるのか、もう一度投げてみます。すると、今度はコンと強いアタリ。合わせると、グイグイと強めの引きでロッドが弧を描きます。

釣れたのは20cm弱のサバ。やり取りに違和感も不安もなかったので、実釣テストは終了です。これで無事、新竿の鱗づけも完了。あれ?気づけば本日、五目達成です。

長潮のダラダラ満ちてくる日中の2時間釣行だったので、正直あまり釣果は期待していなかったのですが、結果的に五目釣りを楽しむことができました。ニューロッドも私のプレイスタイルと相性良さそうなのでいろんな所に連れていこうと思います。また、少し使い込んでから、使用感などもインプレしたいと思います。あー、今日も楽しかった(^^;)。

RGMのspec.1で旅先の小魚と遊んでみた(2023年9月)

所用で九州を訪れました。数日間の滞在中、時間があれば釣りがしたいなと思い、バッグの隅にロッドを忍ばせています。そして、滞在3日目の朝、少し早起きして滞在場所近くの貯水池にやってきました。

住宅街にほど近い小さな貯水池です。全体の4分の3を水草が覆っていますが、インレット周辺は足場も良く釣りができそう。早速、準備を始めます。

今回のタックルはこちら。【ロッド】RGM spec.1 270。荷物を少なくしたかったのでリールなしで延べ竿を持ってきました。そして、エサはこちら。

近くのスーパーで買ってきたヤマザキの「北海道チーズ蒸しケーキ」。日本中どこでも手に入る優秀なエサですw。

ウキ下の調節を行い、タナは底から10cm切った位置で始めます。まずは蒸しパンを5mmくらいのボール状に丸めて針につけて岸から3m沖に投入します。…あれ?反応がない。

1分ほど待ちましたが、ウキにアタリが出ないので一旦引き上げ、次にインレットの近くに投入してみました。すると…ウキの先が左右に揺れる小さなアタリ。数回続きますが、消し込みません。上げてみるとエサが取られています。これを2回繰り返したところで、魚が小さいと判断してエサを3mmの球状にサイズダウンしてみます。すると…お、ウキが勢いよく消し込みました。すかさず合わせると、竿先に生命感。

上がってきたのは、カワムツでしょうか。どうやら、エサをつついていたのはこれのようです。するとここで、インレットの流れの中に30cmくらいのフナコイが見えました。あれを狙ってみましょう。姿を隠しながら、流れの上手にエサを沈め、ドリフトさせて魚の目の前にアプローチしてみます。ですが…完全無視。タナとコースを変えて数回挑戦しましたが、全く相手にもされず完敗です。小魚狙いに戻ります。元の場所に戻ると、少しインレットからの流れが変わっていました。

小さな流れ込みから正面に強めの流れが生じており、岸際2mのあたりで反転流になっています。その周囲は水が止まっている状態。とりあえず、止水域に投げてみますが反応はありません。次に流れの正面に入れてみますが、やはり反応なし。本命の反転流に入れると、予想通り当たりが出ました。ですが、先ほどのアタリよりもさらに小さい印象。ん?何が当たってるんだろう?

ウキに反応はあるものの、針に乗らない状態が15分ほど続きます。ピクピク揺れるウキを見ているだけでも楽しいのですが、さすがにアタリの正体を見たくなりました。エサをさらに小さくしてみますが奏功しません。ここで逆にエサを5mm球に戻して針先を少しだけ出してみます。すると…ウキの横揺れに一瞬だけ縦のアタリが混じりました。すかさず合わせてみると…。

釣れました、ちっちゃい!今季最小サイズです(^^;)。魚の種類はよく分かりませんが、可愛いのが釣れてくれました。きちんと針が口にかかっているのが奇跡です。大きなエサを啄んでいるときに針先に触れてしまったんでしょう。遊んでくれて、ありがとう!

気がついたら1時間が経っていました。今日はここで納竿です。魚は小さくても、その1匹にたどり着くまであれこれ試すのが楽しいんですよね。旅先でのちょっとした隙間時間にその楽しみを味わえて十分満足できました。次もロッド持って行こっと。

 

 

淀川で朝と夕方、違う魚を狙ってみた(2023年9月)

9月に入り、朝夕は少し凌ぎやすくなってきました。とは言っても、昼間は相変わらずの猛暑です。なので、今日は朝と夕方だけ釣りをすることにします。時刻は7時、まずは朝の部、JRおおさか東線城北公園通駅から散歩を開始し、淀川を目指します。

歩くこと10分ほどで毛馬のクリークに到着、ここから釣りを始めます。午前中のターゲットはブラックバス。早速、準備を始めましょう。

本日のタックルはこちら。【ロッド】OUTBACK BEYOND S514L【リール】コンプレックスXR C2000F4の組合せ。ラインはフロロの4lbです。ルアーはまずは沈み蟲から。ただし、反応なければすぐにチェンジ、高速ローテーションでやっていきます。

始めてすぐに違和感に気づきます。クリーク内に時折浮いているバスを見かけるのですが、ルアーに全く反応しません。気づくギリギリにサイコロラバーを落としてみますが無視。目の前1mに投げてみますが、やっぱり無視。逃げることすらしません…溶存酸素量でも少ないのかなぁ、これは厳しそうだぞ。

30分ほどで毛馬クリークを見切り、城北ワンドに移動しました。ん?水が全然動いていません…本流との開口部にも寄ってみましたが、やはり流れはなし。魚の反応の悪さはこれが原因かも…周囲も誰も釣れていません、苦戦しそうです。

虫系、ミミズ系、小魚系ルアーをローテーションしますが、全くアタリなし。少なくとも中層より上でバスが反応する状態ではなさそうです。そこでエビ系を試します。

リグったのはハリーシュリンプバックスライドセッティング。これをウィードが生えているエリアのエッジに投げて沈めます。すると…今日初めてコツンという小さなバイトがありました。そのままシェイクしますが、アタリは続きません。一旦回収し、少し位置を変えてもう一度キャスト。ラインを緩めてフリーでフォールさせます。着底したら、少し竿を起こしてボトムから浮かせ、再度糸を緩めて小さくバックスライド。すると、またコツンというバイトがありました。さらにラインを緩めると、スッと横に走ります。ここで、ラインスラックを巻き取ってから…合わせる!よし、針に乗った。…でも、あまり大きくはありません。

上がってきたのは20cmちょっとの小バス。釣れてくれてありがとう。

ところが、後が続きません。30分アタリもなく、城北を見切って対岸に渡ります。やってきたのは菅原ワンド。ですが…うわー、すごい数のアングラーが入っています。小さなワンドに約15人、投げる場所がありません。しかも水面はびっしりと繁茂したベジテーション(水生植物)に覆われていて4lbラインでは太刀打ちできそうにありません。諦めて右岸を下流方向に歩きながら、所々でルアーを投げていきます。

で、結局、この後3時間、一回もアタリがありませんでした。開始から4時間半、手持ちの給水ボトルが空になったところで午前の部終了です。小バス1匹だけという釣果と軽い脱水症状で足取り重く帰宅です。

 

そして夕方。一休みして体力も回復したので、今度はサイクリングで淀川右岸下流を目指します。西陽が暑いので、橋の影でやろうかな。

午後のタックルはこちら。

【ロッド】カーディフNX S48UL-4【リール】カーディフCI4+ 1000Sの組合せ。ラインはフロロの3lb。そうです、夕方の部はハゼクラです。

いつものようにハゼクランクDRから始めますが、岸際まで追ってくるのは極小サイズのハゼだけ。サイズの良い奴はどうやら少し沖の深い場所にいるようです。ここでルアーをKURAKURAシンキングに変更して、少し水深のある場所を探ります。キャストすること4投、ひったくるようなバイトが出ました。

上がってきたのは元気なハゼ君、愛嬌のある姿に癒されます。さて、連発するかな…と思ったのですが、キャストの方向を変えるとアタリが出ません。ん?どういうことだろう?もう一度、最初に釣れた位置に投げると…アタリが出ました。なんでここだけ?

再度、同じコースに投げると…ルアーに何かが引っ掛かりました。回収してみると…枯れた笹の葉。どうやら、笹の茂みが雨で流されて沈んでいるようです。その周囲に魚が群れているみたい。立ち位置を変えて、沈んだ茂みの周囲をいろんな角度でルアーが通るように引いてみます。すると…。

釣れました。どうやら、今日のパターン発見のようです。その後、30分間、ポロポロと釣れ続いた後、茂みギリギリを狙いすぎて根掛かり、ルアーロストで本日終了となりました(^^;)。

朝のバス釣りは苦戦しましたが、夕方のハゼクラでなんとか攻略した印象になったので、淀川を満喫した楽しい一日になりました。それにしても、比較的近いエリアでバスからハゼ(今日はやりませんでしたがチヌ)まで狙えるなんて贅沢な環境です、ありがたいなぁ。