まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

真冬の神戸でメバルを狙ってみた(2025年2月)

2月中旬、真冬の寒さが続く中、唐突に最高気温12度という週末が訪れました。冬型の気圧配置が崩れ、珍しく風がほとんどありません。これはチャンスかも…と思って夕方、神戸市内のいつもの漁港にやって来ました。

と言っても、堤防の上に釣り人の姿はほとんどありません。それもそのはず、神戸港周辺の水温は約9度。一年で最も低水温の時期にあたります。プランクトンも減って水がクリアアップするため、アジなども港内から姿が見えなくなっています。低い水温を好むメバルでも9度まで下がるとあまり口を使わないので一般的には難しそうな状況。でも、風が穏やかで釣りはしやすそうなので、早速、準備を始めます。

今回のタックルはこちら。【ロッド】ソアレ エクスチューンMB S510SUL+-S【リール】コンプレックスXR C2000F4といういつもの組合せ。ラインは…迷ったのですがエステルの0.35号にフロロの3lbリーダーという設定にしました。本日のメインターゲットはアジではなくメバルを想定しているので最初はPE0.4号にしようかと考えたのですが、感度を優先してエステルを選択。そして最初に結んだルアーはこちら。

アジスタTG!2gペケリングという組合せ。波動強めのルアーを広範囲に遠投して、魚の居場所を探す作戦です。では、キャスト開始。…ところが1時間アタリなし。タイドグラフでは中潮の上げに差し掛かっているはずなのですが、港内に全く流れが発生しておらず、狙えるポイントが見当たりません。仕方なく、ここからルアーを頻繁にチェンジしながら港内をラン&ガンしてアタリの出るポイントを探します。

ところがさらに2時間が経過。全く反応が返って来ません。ルアーはアジスタ!1gリングボンボンへと変わっています。水路近く、普段なら水が良く動くエリアにやって来ましたが、やっぱりあまり流れていません。沖の舟道に向かってキャストし、かけ上がりを探りながら引いてきて、岸際5mの敷石際もタイトに攻めてみますが反応なし。「これはボウズも覚悟かなぁ」と思った時、水面に自分の影が映っているのが見えました。いつの間にか日が暮れて、常夜灯の光が背後から差しています。ふと思いついて、岸壁と平行にキャストしてボトムまで沈めてみます。そして、リトリーブを始めると…ツン、という極めて小さな違和感がありました。あれ?もしかして…。

ここでルアーをスナイプヘッドの0.5gギョピンの1.7インチに変えてみます。そして、もう一度岸壁際にキャスト、ボトムまで沈めます。そして、チョンとワンアクション、少し手前にさびいてからカーブフォールさせると…ツンという反応、すかさず合わせを入れます。すると竿先に生命感!上がって来たのは…。

小さなメバル!釣れてくれてありがとう(^^)/。あ、そういえば今年初メバルだw。

水温低下で深い場所にいると思い込み、沖に向かってばかり投げていました。おまけに波動が強めのルアーばかりチョイスしていましたが、釣れたのは「岸際で弱めのルアー」。アプローチが間違っていたのかもしれません。そこで同じルアーで岸際の明暗を撃っていきます。すると数投後、ゴンという派手なバイトがありました。すかさず合わせると、竿先がギュンと絞り込まれ、周囲に甲高いドラグ音が鳴り響きます。おぉ!?なんかいいのがかかった!ドラグがどんどん出されます。さすがにこのまま走らせると敷石の隙間に入り込まれそう。少しドラグを絞めてみます。よし、ファーストランは止めたぞ。でも、まだジリジリとドラグは出されています。ハンドルは回っていますが、実際には魚は近寄って来ていません。もう少しドラグを絞めないといけないのですが、エステルラインでの微妙なドラグ操作の経験値が少ないのでラインブレイクしないか不安です。慎重に少しずつドラグを絞めていきます。あ、やっと魚が浮いてきた。どうやら観念したようです。最後はそっと持ち上げてランディング。

上がって来たのは20cmオーバーのガシラ。この漁港ではまあまあサイズと言えると思います。やったぁ!獲れた。魚は決して大きい訳ではないのですが、慣れないエステルラインでのスリリングなやり取りだったので、かなりドキドキしてしまいました(慣れたフロロやPEラインだったら余裕だったのかもしれませんがw)。寒い中、来て良かったぁ。

満足したので、ここで納竿です。結果的に3時間半でアタリ3回、キャッチ2匹という激シブ状況でしたが、根魚系の居場所のヒントを掴んだかもしれません。仮説の検証のために近いうちにもう一度来てみなきゃ…こうやって沼にはまっていくんですよねぇ(^^;)。でも、今日は楽しかったので良かったです。