6月も後半に入りました。梅雨の中休みが長く続いています。この週末も降らなそう…ということで武庫川にやって来ました。
日差しが強くて暑いですが…とりあえず準備を始めましょう。
本日のタックルはこちら。【ロッド】RGM spec.3 / 180。そして、準備してきた仕掛けはこちら。
市販のテナガエビ用仕掛け。実は釣具屋さんのサイトで「今、武庫川で釣れています」と出ていたので、買ってしまいました(^^;)。テナガエビかぁ、子供の頃以来やってないですが、できるかなぁ。まずは仕掛けをロッドに結びます。ちなみにエサはベビーホタテを用意しました。
どこで釣れているのかポイントの詳細は分からなかったのですが、汽水域の浅場でごろた石が入っている場所なら大体いるだろうというアバウトな読みで駅のすぐ上流の石積み護岸に入ってみます。周りに釣っている人もいないので、正解なのかどうか分かりません。とりあえず、3連のしもりウキが2つ水面に出るようにウキ下を調節して、実釣開始。すると、すぐにウキが元気に沈みました。ん?これはテナガエビじゃないでしょ。
上がってきたのは5cmほどのハゼ君。釣れてくれてありがとう(^^)/。少し移動して再度キャスト。すると…ウキがスーッと横に動きました。あれ?竿先で聞いてみると…タンッという元気な弾き方でバレました。どうやら、テナガエビがエサを持っていったけど、まだ口に入れていなかったようです。もう一度、同じ場所にエサを沈めます。すると…またウキが横に動いていきます。30cmほどスライドして止まりました。少し待ってから、「そろそろ口に入れたかな?」と竿先で聞いてみます。すると、今度は竿先に重みが伝わってきます。そのまま竿を上げると、水中でタンタンとキックバックする動き…おぉ、魚みたいな引きだ。上がってきたのは…。
透明感のある姿が美しいテナガエビ君。おぉ、ホントに釣れた。っていうか、昔やった感覚って覚えてるものなんですね。ウキが止まってから、しばらく待って竿先で聞くという一連の動作を意識せずに行っていましたw。さぁ、バンバン釣るぞ!…と意気込んだのですが、この後、小魚の猛攻に遭います。
モロコの連発。「ここら辺に隠れてそう」と思える石の影にエサを沈めると、小魚が食ってきます。うーん、エビと魚の棲み分け条件が見つからない。歩き回っているうちに、コンクリ護岸と石積みの境に来ました。そっとエサを沈めると…ウキが横にスライドしていきます。お?テナガエビかな?止まったのを確認して、少し待ってから竿先を上げると…針に乗った!
ちっちゃいけど2匹目をゲットです!これは隠れ場所を探すのが楽しい釣りかも。合わせのテクニックなどは不要なので、お子さんと一緒にファミリーでやるには最適かもしれません。ここで開始から1時間が経過。そろそろ次の調査に移行しようかな。タックルを持ち替えます。
次のタックルはこちら。【ロッド】OUTBACK LIGHT C725+と【リール】アルファスair tw 8.6Lの組合せ。ラインはフロロの6lbが巻いてあります。そして仕掛けはこちら。
ベビーホタテを使ったミャク釣りです。今年は遅れている感じのハゼが川に入ってきているか、下流まで歩きながら探ってみます。
例年、ハゼが溜まりやすい砂洲エリアにやって来ました。ちょっと潮が高くて、砂洲は沈んでしまっています。これはタイミングを外したかな。一応、反転流の生じる深みがあるピンスポットに入れてみます。すると…ツンというアタリがありました。少しラインを緩めて待ってみます。ツツン…という2度目のアタリ、合わせを入れてみます。お、針に乗った。
上がってきたのは10cmほどのハゼ君。そうか、このサイズなのか。一応、今年も川に入ってきていることが確認できたので一安心です。あと2週間すればハゼクラでも遊べるようになるかもしれません。
この後、キャストしてズル引き…20m歩いてキャスト、ズル引き…を繰り返しながら1.5kmほど続けましたが、2度目のアタリはありませんでした。まだ群れが小さいのか、潮が高くて上流まで魚が上がってしまったのか分かりませんが、魚影が濃いという状況ではなさそうです。
さてと、ハゼの調査も終わったし、納竿かな…と思ったのですが、駅まで単に歩いて戻るのももったいないので、ルアーを投げながら帰ることにします。
ミャク釣りのシンカーはそのままにして、オフセットフックを装着し、アーバンシュリンプの2.4インチを結びます。これを軽く投げて、着底したら一定速度で巻いてきます。
お、結構ショートバイトが出ますが、しっかりとフックアップしません。スローに引くと反応がなくなり、速めのリトリーブだとバイトは出るけど針がかりしない。魚のサイズが小さいのでしょうか。今日はこれしかルアーを持ってきていないのでサイズダウンは出来ません。まぁ、活性の良い良型がいればかかるでしょう。気にせず歩きながらキャストを続けます。
途中、ふとした気まぐれで南部橋を渡って左岸に渡ります。そして、左岸でキャストを始めて3投目でした。ルアーを沈めてボトムに着いてから、リトリーブを始めます。気持ち少し速めに巻いてくると…ゴンという力強い当たりがありました。すかさず、竿を大きく煽って合わせを入れます。よし、針に乗った!ライトアクションの竿が大きく曲がります。おぉ、いい引きだぞ。左右に頭を降って暴れるのをいなしながら、ゆっくりと浮かせます。魚体が見えた、悪くないサイズです。今日はネットがないので水面を滑らすように浮かせてから、フィッシュグリップでキャッチします。
上がってきたのは35cm位のキビレ。サイズの割にパワフルな引きを楽しませてくれました。チニングの場合、ズル引きの速度を上げた方がバイトが増えることがあることに今年になって気づきました。秒速40cm位でしょうか、ある速度になった時に妙にバイトが増える気がするんですよね。たまたまかもしれませんが、自分のチニングの引き出しに新しい技が一個追加された感じです。さて、暗くなってきたのでここで納竿としましょう。
それにしても、テナガエビにはじまり、ハゼ、チヌという対象魚が3時間半の間で全部釣れてしまうという超ラッキーな釣行となりました。こんなことってあるんですね。都市近郊で釣りをしていると基本的には「厳しい」状況がデフォルトなので、複数の釣りが同時に成立することはあまりありません。今日も実はテナガエビかハゼ、どちらか釣れたらいいなぁ…くらいのつもりで来ました。3魚種とも釣れて大満足ですw。はぁ、いい気分だ。