まいとの週末トコトコ釣り散歩

パックロッド片手に電車や自転車で釣り歩くブログです。

初夏の武庫川でテナガエビとハゼを探そう(2025年6月)

6月も後半に入りました。梅雨の中休みが長く続いています。この週末も降らなそう…ということで武庫川にやって来ました。

日差しが強くて暑いですが…とりあえず準備を始めましょう。

本日のタックルはこちら。【ロッド】RGM spec.3 / 180。そして、準備してきた仕掛けはこちら。

市販のテナガエビ用仕掛け。実は釣具屋さんのサイトで「今、武庫川で釣れています」と出ていたので、買ってしまいました(^^;)。テナガエビかぁ、子供の頃以来やってないですが、できるかなぁ。まずは仕掛けをロッドに結びます。ちなみにエサはベビーホタテを用意しました。

どこで釣れているのかポイントの詳細は分からなかったのですが、汽水域の浅場でごろた石が入っている場所なら大体いるだろうというアバウトな読みで駅のすぐ上流の石積み護岸に入ってみます。周りに釣っている人もいないので、正解なのかどうか分かりません。とりあえず、3連のしもりウキが2つ水面に出るようにウキ下を調節して、実釣開始。すると、すぐにウキが元気に沈みました。ん?これはテナガエビじゃないでしょ。

上がってきたのは5cmほどのハゼ君。釣れてくれてありがとう(^^)/。少し移動して再度キャスト。すると…ウキがスーッと横に動きました。あれ?竿先で聞いてみると…タンッという元気な弾き方でバレました。どうやら、テナガエビがエサを持っていったけど、まだ口に入れていなかったようです。もう一度、同じ場所にエサを沈めます。すると…またウキが横に動いていきます。30cmほどスライドして止まりました。少し待ってから、「そろそろ口に入れたかな?」と竿先で聞いてみます。すると、今度は竿先に重みが伝わってきます。そのまま竿を上げると、水中でタンタンとキックバックする動き…おぉ、魚みたいな引きだ。上がってきたのは…。

透明感のある姿が美しいテナガエビ。おぉ、ホントに釣れた。っていうか、昔やった感覚って覚えてるものなんですね。ウキが止まってから、しばらく待って竿先で聞くという一連の動作を意識せずに行っていましたw。さぁ、バンバン釣るぞ!…と意気込んだのですが、この後、小魚の猛攻に遭います。

モロコの連発。「ここら辺に隠れてそう」と思える石の影にエサを沈めると、小魚が食ってきます。うーん、エビと魚の棲み分け条件が見つからない。歩き回っているうちに、コンクリ護岸と石積みの境に来ました。そっとエサを沈めると…ウキが横にスライドしていきます。お?テナガエビかな?止まったのを確認して、少し待ってから竿先を上げると…針に乗った!

ちっちゃいけど2匹目をゲットです!これは隠れ場所を探すのが楽しい釣りかも。合わせのテクニックなどは不要なので、お子さんと一緒にファミリーでやるには最適かもしれません。ここで開始から1時間が経過。そろそろ次の調査に移行しようかな。タックルを持ち替えます。

次のタックルはこちら。【ロッド】OUTBACK LIGHT C725+【リール】アルファスair tw 8.6Lの組合せ。ラインはフロロの6lbが巻いてあります。そして仕掛けはこちら。

ベビーホタテを使ったミャク釣りです。今年は遅れている感じのハゼが川に入ってきているか、下流まで歩きながら探ってみます。

例年、ハゼが溜まりやすい砂洲エリアにやって来ました。ちょっと潮が高くて、砂洲は沈んでしまっています。これはタイミングを外したかな。一応、反転流の生じる深みがあるピンスポットに入れてみます。すると…ツンというアタリがありました。少しラインを緩めて待ってみます。ツツン…という2度目のアタリ、合わせを入れてみます。お、針に乗った。

上がってきたのは10cmほどのハゼ君。そうか、このサイズなのか。一応、今年も川に入ってきていることが確認できたので一安心です。あと2週間すればハゼクラでも遊べるようになるかもしれません。

この後、キャストしてズル引き…20m歩いてキャスト、ズル引き…を繰り返しながら1.5kmほど続けましたが、2度目のアタリはありませんでした。まだ群れが小さいのか、潮が高くて上流まで魚が上がってしまったのか分かりませんが、魚影が濃いという状況ではなさそうです。

さてと、ハゼの調査も終わったし、納竿かな…と思ったのですが、駅まで単に歩いて戻るのももったいないので、ルアーを投げながら帰ることにします。

ミャク釣りのシンカーはそのままにして、オフセットフックを装着し、アーバンシュリンプの2.4インチを結びます。これを軽く投げて、着底したら一定速度で巻いてきます。

お、結構ショートバイトが出ますが、しっかりとフックアップしません。スローに引くと反応がなくなり、速めのリトリーブだとバイトは出るけど針がかりしない。魚のサイズが小さいのでしょうか。今日はこれしかルアーを持ってきていないのでサイズダウンは出来ません。まぁ、活性の良い良型がいればかかるでしょう。気にせず歩きながらキャストを続けます。

途中、ふとした気まぐれで南部橋を渡って左岸に渡ります。そして、左岸でキャストを始めて3投目でした。ルアーを沈めてボトムに着いてから、リトリーブを始めます。気持ち少し速めに巻いてくると…ゴンという力強い当たりがありました。すかさず、竿を大きく煽って合わせを入れます。よし、針に乗った!ライトアクションの竿が大きく曲がります。おぉ、いい引きだぞ。左右に頭を降って暴れるのをいなしながら、ゆっくりと浮かせます。魚体が見えた、悪くないサイズです。今日はネットがないので水面を滑らすように浮かせてから、フィッシュグリップでキャッチします。

上がってきたのは35cm位のキビレ。サイズの割にパワフルな引きを楽しませてくれました。チニングの場合、ズル引きの速度を上げた方がバイトが増えることがあることに今年になって気づきました。秒速40cm位でしょうか、ある速度になった時に妙にバイトが増える気がするんですよね。たまたまかもしれませんが、自分のチニングの引き出しに新しい技が一個追加された感じです。さて、暗くなってきたのでここで納竿としましょう。

それにしても、テナガエビにはじまり、ハゼチヌという対象魚が3時間半の間で全部釣れてしまうという超ラッキーな釣行となりました。こんなことってあるんですね。都市近郊で釣りをしていると基本的には「厳しい」状況がデフォルトなので、複数の釣りが同時に成立することはあまりありません。今日も実はテナガエビかハゼ、どちらか釣れたらいいなぁ…くらいのつもりで来ました。3魚種とも釣れて大満足ですw。はぁ、いい気分だ。

初夏のワンドは人でいっぱいでした(2025年6月)

近畿地方梅雨入りしました。まとまった雨が降ったので、川の水位も回復したかなと思い、久しぶりに城北ワンドを訪れました。昨日は一日雨でしたが、今日は朝のうちに雨が上がって曇り空です。で、到着してびっくりです。

す、すごい人だ(^^;)。ちなみに上の写真のワンドは比較的バスアングラーが入らない場所なのでこの程度のモザイクで済んでいます。城北には10以上のワンドがあるのですが、その一つ一つに10〜20人のアングラーが入っています。人気のワンドなんて管理釣り場みたいな状態になっていますw。これは厳しいなぁ。一応、準備を始めましょう。

本日のタックルはこちら。【ロッド】スコーピオン2651R-5【リール】ルビアスLT2500Sの組合せ。ラインはフロロの4lbを巻いてきました。では、投げられる場所を探しましょう。

11番ワンドに空きスペースを見つけました。あれ?去年よりだいぶ水生植物が繁茂してるなぁ。雨で水位は上がっているものの、水はさほど濁っていません。状況は悪くないように見えます。では、投げてみましょう。

まずはこちらから。ハリーシュリンプのノーシンカーから始めます。例年、この時期の実績が高いルアーです。キャストして…ボトムまで沈ませてから、ゆっくり引いてきます。と、ここで沖合にバッシャーンと大きな水柱が立ちました。何事?…ビッグペンシルが目の前を横切っていきます。どうやら左手奥、木の影に別のアングラーがいて、大きなルアーを投げているようです。死角になって私の存在に気づいていないのでしょう。うーん、流石にここまで派手なルアーの横でライトリグでは釣れないかなぁ(^^;)。諦めて場所を移動します。

で、1時間ほどウロウロしたのですが、人が多すぎてまともにルアーを引くことのできるコースが見つけられませんでした。仕方なく橋を渡って対岸の菅原ワンドに移動します。

ここも人だらけかぁorz。小さなワンドの中に20人もアングラーがいます。GWより混んでるなんて予想してなかったなぁ。だいぶ萎えて帰ろうかと思ったのですが、せっかく来たので少しだけやってみることにします。ここでルアーをブレーバーマイクロのダウンショットに変更。正直、これじゃないと釣れる気がしません。岸際に沈めて、チョンとワンアクション、するとラインがスッと横に動きました。すかさず合わせを入れます。よし、針に乗った!元気な引きですが、ドラグが出るほどではありません。上がって来たのは…。

25cmほどのブラックバス、釣れてくれてありがとう(^^)/。大きくはありませんが、激混みで釣れないだろうと思っていたので嬉しい1匹です。1匹釣れたら欲が出ます。もう1匹絞り出したいなぁ。丁寧に岸際を探っていきます。

ちなみにグローブの薬指がカットしてあるのは、上の写真のようにラインに触れることでルアーが沈んでいく間のアタリを取るためです。スモラバなんかを中層でシェイクする時もこうするとアタリが取りやすくなるんですよね。それはさておき…岸際を探り歩いていると、少し離れたオーバーハングの際でボイルらしき動きがありました。すかさずルアーを投げ込みます。カーブフォールでボトムタッチさせて、チョンとアクション。すると竿先にツンと当たりが出ました。ラインを緩め、一拍置きます。糸が横に走った!すかさず合わせを入れます。よし、ヒット!またもサイズは大きくありませんが、楽しい引きを味わわせてくれます。

2匹目ゲット。1匹目より小型ですがサイズではありません、激戦区で複数匹釣ることが重要なんですw。これで気分良く帰れます。ということで、ここで納竿。

正直、こんなに人が多いとは思っていませんでした。しっかり雨が降って人が少ない日とかでないと、色々なルアーを使って戦略的に楽しむことは難しいのかもしれません。次は雨の日に来ようかな。

初夏の神戸でメバルと遊ぼう(2025年6月)

6月に入りました。来週あたり梅雨入りでしょうか。今のところ、まとまった雨は降っていません。大量の真水が入って状況が変わってしまう前に、もう一度ライトソルトゲームをやりたいな、と思って神戸市内のいつもの漁港にやって来ました。少し風が強いなぁ。

時刻は17時半。あれ?釣り人の数が少ない…状況が良くないのでしょうか。とりあえず、準備を始めます。

本日のタックルはこちら。【ロッド】ソアレ エクスチューンMB S510SUL+-S【リール】ルビアスST LT2000S-Pの組合せ。ラインはエステルの0.35号に3lbのフロロリーダーを40cmほどつけています。そして最初はいつものようにこのルアーから。

アジスタ!0.6gギョピン1.7インチという組合せから始めます。それにしても、人が少ないなぁ。どういうことだろう?

水通しの良い水路エリアにやって来ました。あ、なるほど、そういうことか。この港、周囲に建物が多く風裏となる場所が比較的探しやすいのですが、唯一南側だけ何もありません。今日の風は南向き、遮るものがなくダイレクトに吹き込んできています。水路エリアの岩壁は南北に伸びているので、つまり強烈な横風、これは厳しいな。しかも結構早く潮が流れています。試しにキャストしてみると…あぁ、これは無理だ。ラインが横風を受けてしまってリグが沈みません。風の方向と潮の流れの角度が良くない感じ。流れのヨレもできておらず、魚が止まる場所も見当たりません。港内を1時間ほど歩き回ってみましたが、流れのある場所でジグ単の釣りが成立するポイントは見つけられず、仕方なく湾奥の漁船の係留場所にやって来ました。今回もここで居着きの根魚を狙います。湾奥は風も弱く、普通にキャスト可能です。まずは水深を確認。カウント40でボトムに着きました。5カウント毎にレンジを刻んでみます。ですが、アタリなし。あれ?水の色とかは悪くないんだけどなぁ。もう一度、キャスト…カウントダウン中に…スマホに着信。しばらくスマホを操作して、ロッドを握り直します。ボトムまで沈んじゃったかな。糸フケを取ろうとした瞬間、コツンというバイト、慌てて合わせを入れます。お、釣れた。

上がってきたのは、20cm弱のガシラ君。釣れてくれてありがとう(^^)/。それにしても、ベタベタのボトムでした。さっきカウント40でやってみて反応なかったんだけどなぁ。あ、もしかしてスイミングじゃないのか!もう一度キャストして、リグを沈めます。着底させてから、スイミングで引くのではなく、チョンと20cmほど跳ね上げてカーブフォール、着底したらまたチョンと跳ね上げてカーブフォール。すると、ツンという小さなアタリ。すかさず鋭く合わせを入れます。よし、針に乗った。

2匹目ゲットです。どうやら魚はボトムに張り付いている感じです。海底を小さなエビが跳ねるのをイメージしながらルアーを動かしていると、ツン…。また極小さなアタリが伝わってきました。パシッと鋭く合わせを入れます。お?ちょっと引きが違う。

上がって来たのはメバル君。やったぁ、本命ゲットですw。暗くなってるのにメバルも底ベタで浮いてないのかぁ。おまけにアジングみたいな小さなアタリです。かけるの難しいけど…これはこれで楽しいんですよね。魚の居場所と今日のヒットパターンは見つけたぞ。同じようにキャストして…ルアーを小さくボトムバンプさせていると…よし、きた。

ん?これ、何の魚だろう?ガシラみたいな模様ですが、ツノがあるw。毒でもあると怖いのでフィッシュグリップで掴んで、フォーセップで針を外します。

この後、ガシラが釣れ続きました。サイズこそ大きくありませんが、結構テクニカルにルアーを操作して、小さなアタリに合わせるのは十分楽しい釣りです。気づけば開始から3時間半が経過。さてと、ラスト1投にしましょう。

で、最後に2匹目のメバルが釣れてくれました。これにて納竿です。いやぁ、いっぱい釣れたなぁ。

最初、強風で全く釣りになりませんでしたが、終わってみればサイズは小さいながらもしっかりメバル達と遊べて楽しい釣りになりました。魚のいるエリアを探して、泳いでいるレンジを見つけ、反応するルアーと動かし方が分かると連発する…ライトソルトってこのパズルを解いていく過程が楽しいんですよね。魚のサイズじゃないんだよなぁ…って楽しみ方がマニアックですかねw。次は…梅雨入りしているでしょうか。どこに行こうかな。

夕食前の散歩のついでにチヌを狙ってみた(2025年5月)

5月最終週の平日の夕方です。先週末は「そろそろハゼが釣れないかなぁ」と思って、淀川と武庫川をハゼクラ&ベビーホタテのミャク釣りで歩き回ったのですが、結果的には不発。今年は気温が少し低いせいかハゼが遅れているのかもしれません。冷たい雨も降りましたしね。思惑通りに記事が成立しなかったので「5月中にもう一本載せたいな」と思い、夕食前の淀川散歩にロッドを持って来ました。

時刻は19時。さすがに暗くなりかけています。私は夜目が効かない方なので、足場の悪いリップラップエリアでの釣りは明るさが残っている間だけしかできません。なので30分勝負です。10投くらいはできるかな。早速準備を始めます。

本日のタックルはこちら。【ロッド】OUTBACK BEYOND S756L【リール】カルディアFC LT2500Sという組合せ。ラインはPEの0.6号にフロロの8lbリーダーというセッティングです。そして、まずはこちらのルアーから。

アーマジョイント60F、チヌトップから始めてみます。キャストして…水面直下をスローにリトリーブ。ですが、少し風が吹いてきて、水面の反応が見えにくくなりました。3投で見切ってルアーチェンジします。

次はこちら。根魚玉5gアーバンシュリンプという組合せ。結ぶ時間を省略するため、いつものフリーリグではなく、スナップで交換できる根魚玉にしました。キャストして…ボトムをズル引いてきます。あ、石が多くてスタックするなぁ。あまりスローにやっていると根がかりするかもしれません。ロストして結び直す時間は無いしなぁ。一旦、ルアーを回収して再度ロングキャスト。今度は竿を立て、少し早めにリトリーブします。点在している石の頂点に時折シンカーがコツンコツンと当たるくらいの速度です。一定速度で巻いていると…クイッといきなりティップが入りました。すかさず、スイープに合わせを入れます。よし、針に乗った!ロッドが綺麗な弧を描き、ドラグ音が響きます。タンタンと左右に頭を振る動き、チヌです。あまり大きくはありませんが、元気な引き味で楽しませてくれます。落ち着いて魚を浮かしてから、水際に降りてランディング。

上がって来たのは30cmちょっとのキビレ君。釣れてくれてありがとう(^^)/。サイズの割に良い引きでした。辺りが暗くなり始めていたので、ちょっと足元が見えにくくてドキドキしましたが無事にキャッチできて良かったです。リップラップエリアで転けたりしないように、ここで納竿とします。

それにしても、なんと釣り開始からわずか15分、5投目の出来事でした。3時間やってアタリ無しなんてこともザラにあるのに、釣れる時ってこんな風にあっさりなんですよねw。ショートタイムしかできない時でも竿を出すのって大切なんだなぁと再認識しました。さてと、明日も仕事だし、早く帰って晩御飯にしなきゃ。短時間だけど楽しかったですw。

 

 

GWラストは淀川でアーバンチニングを楽しもう(2025年5月)

GW最終日、朝から雨が降っていましたが、午後になって上がりました。夕まづめを狙って散歩がてら淀川に出撃です。

昨日、ウォーキングしていたら岸際を良いサイズのチヌがフラフラと泳いでいるのが見えました。アングラーの姿も多かったので、釣れているのかもしれません。ということで、久々にチニングをすることにしました。

本日のタックルはこちら。【ロッド】OUTBACK BEYOND S756L【リール】カルディアFC LT2500Sという組合せ、ラインはPE0.6号に8lbのフロロリーダーというセッティングです。そして、最初に結んだルアーはこちら。

ちびチヌヘッドの5gにちびチヌ蟹という組合せ。いつもよりも小さめのルアーをチョイスしています。というのも、一日中雨だったにもかかわらず、川岸には複数のアングラーの姿がある位なので、GW期間中、叩かれまくっていることが予想され、チヌが神経質になっていると想定したからです。では、始めましょう。

ポイントに選んだのは、石と砂地が混在するエリア。浅場に差してきたチヌが甲殻類を捕食していると読んでチョイスしてみました。

沖に向かってキャストして、かけ上がりをゆっくりとずる引いてきます。神経質になったチヌはルアーの派手な動きを嫌がることが多い気がするので、いつもよりもスローに底から浮かないように静かに滑らせてきます。すると…コツンと小さな違和感がありました。ですが、後が続きません。この後、数投してみますが、ショートバイトはあるものの食い込みません。小さなルアーだとアタリも小さいなぁ。ここでルアーをサイズアップしてみます。

いつものアーバンシュリンプのフリーリグにしました。色は底質に合わせてサンドシュリンプ。ダイワのテスターであるもりぞーさんが確かフィッシングショーのトークで「大きめのルアーの方がバイトが深い。このハイカロリーなエサは見逃せないと魚が考えて本気喰いするからじゃないかな」というようなことを仰っていましたが、私もこの考え方に賛成なのでショートバイトが多発する時はルアーのサイズを上げてみたりしています。

先ほどバイトが多発したあたりにキャスト…あれ?アタリがない。3投しましたが、全く反応がありません。ピックアップしようとして…自分でもルアーが見つけられないことに気づきました。あ、砂の色と同化しすぎてて見えないやw。そこでカラーチェンジ。

淀川スペシャというグリーン系のカラーにチェンジします。そして、もう一度同じ場所にキャスト。ゆっくりとずる引いてくると…コツンと前アタリがきました。一拍おくと…クイッとティップが入った、ここで大きく合わせを入れます。すると、竿先に確かな重み…よし、針に乗った!魚が一気に走りました。ロッドが大きな弧を描き、周囲にドラグ音が響きます。お、いいサイズかも。久しぶりの緊張感です。頭を振りながら暴れる魚をロッドの弾力でいなしながら、ゆっくりとリールを巻き上げて魚を浮かせます。魚体が見えました、グッドサイズです。最後は水面を滑らせるように砂地にずり上げてランディング成功。

上がってきたのは40cmのキビレ、釣れてくれてありがとう(^^)/。良い引きだったぁ。久しぶりに合わせからランディングまで納得のいくやり取りができました。気持ちいい。写真を撮ってスピーディにリリースすると元気に帰っていきました。よかった。

この後、粘ればもうワンチャンスくらいあるかもしれないとは思ったのですが、明日から仕事ですし、良い気持ちで終わるのも大切なので納竿としましたw。

GWの最後に楽しいファイトが味わえて最高でした。都会のど真ん中の河川でこんな大きな魚と手軽に遊べるんですから、チニングが人気なのも頷けますよね。私は小さな魚をテクニカルにかける釣りも好きなのですが、やっぱりブラックバスとかチヌとかの強烈な引き味を堪能するのも興奮しますね。また来ようっと。さて…次はどんな釣りをしようかなw。

GW+バス釣り激戦区=超難問でした(2025年5月)

5月に入りました。気温が25度を超える日もあれば、最低気温10度なんて日もあって服装に困る時期です。さて、待ちに待ったゴールデンウィーク到来ということで、最初は遠征でもしてみようかと思ったのですが、電車も混んでいるし、宿泊費も高騰しているので諦めて近場で過ごすことにしました。まずは、近所の激戦区でものぞいてきましょうか。

ということで、夕方の菅原ワンドにやって来ました。城北ワンドにしようかと思ったのですが、100人以上のアングラーが来ていると思うので、写真に映り込んだ人のモザイク処理が面倒になりそう(^^;)…という理由で対岸の小規模な菅原ワンドにしました。朝からやっている人はそろそろお帰りになる時刻ですが、まだワンド内に10人以上残っています(写真にできるだけ映り込まない構図でパシャリ)。さすが激戦区。では、準備を始めましょう。

本日のタックルはこちら。【ロッド】スコーピオン2651R-5【リール】ルビアスLT2500Sの組合せ。ラインはフロロの5lbが巻いてあります。今年のバス釣りでスピニングを使う時のメインタックルになる予定のセットです。では、始めてみましょう。

最初はいつものようにスワンプスキニーのノーシンカーから。これを岸際に沈めていきます。ですが、反応なし。まぁ、まだベジテーションが生えていませんからね。岸際にバスが隠れられる場所が少ないので、寄ってきていないのでしょう。お、40cm位のバスが泳いでいるのが見えました。5m位離れた位置にルアーを投げてみます。あ、着水と同時に一目散に逃げていきました。予想通り、一日中ルアーが投げられまくっているのでプレッシャーがかかっているようです。そりゃそうか。

ここでサイコロラバーにルアーチェンジ。キャストして、少し沈めてからチョンチョンと斜めにリフトしてフワーッと落とすというアプローチでブレイクラインを狙ってみます。ですが、反応なし。ここでまた30cm位のバスがフラフラと泳いできました。また、5mほど離れた位置にキャスト。今度はルアーの着水では逃げなかったのですが、糸が水面に落ちた波紋を見てプイッと方向転換。さすが、これがGWの人的プレッシャーかぁ。全く釣れる気がしません。あ、浅場に小バスが群れてる。あれならいけるかな?

リグったのはブレイバーマイクロのダウンショット。さすがにここまで小さくしたら大丈夫でしょう。群れの2mほど先にキャスト…散り散りに逃げていきました。マジですか?シンカー1.5gですよ?着水音なんて極小でしょうに。

ちょっと意地になってきました(^^;)。浅場に張り出した岩の上にキャストしたルアーを乗せます。そして転がして縁からそっと落とすと…1匹の小バスが猛ダッシュで近寄っていきました。ところが、10cm手前でピタッと止まってジーッとルアーを見つめています。えぇ!?あのサイズの魚が落ちパクしないんだ。それならば…見つめている先のルアーをチョンと10cmほど小さくトゥイッチして逃します。すると、パクッ!遂に口を使いました。

やっと釣れてくれたちびっ子バスです、ありがとう(^^)/。こんな小さなバスを釣るのに、逃がしテクまで使ってリアクションバイトさせないといけないなんて。さすがGWの激戦区、普段の何倍も難しいことがよく分かりました。わざわざ、こんな日に粘らなくてもいいので、早々に納竿ですw。

難しいのは分かっていましたが、バスの神経質な様子は想像以上、人的プレッシャーを避けるのって重要なんだなぁと再認識しました。それと、今回のタックル、硬めのフロロを使ったのですが、5lbだとやっぱりしっくりきません。昨年まで使っていた4lbに戻すか、柔らかめのフロロに変えるか、去年のラインブレイクの件があるからなぁ…悩みどころです。もう少しセッティングは煮詰めていく必要がありそう。さて、GWの後半はどこで釣りしようかな。

春の神戸ライトソルトで大苦戦(2025年4月)

4月の中旬になりました。まだまだ花粉症に苦しむ身としては、日中は出歩く気になれません。ですが、夕方からなら大丈夫かな…と思って、神戸市内のいつもの漁港にやってきました。

堤防上のアングラーの数は少なめ、まだ港内に魚が入ってないのかなぁ。この港、理由はよく分かりませんが、毎年3月頃に港内から魚が姿を消します。個人的には例年3月、4月と苦戦しているうちにブラックバスハゼのシーズンが始まって、川に足が向くようになってしまうというのがパターンです。今年もバス釣りメインになる前に、ライトソルトをもう一度楽しみたくなって厳しい時期と分かっていながらやってきましたw。さあ、準備を始めましょう。

本日のタックルはこちら。【ロッド】ソアレ エクスチューンMB S510SUL+-Sはいつもの通りですが、【リール】ルビアスST LT2000S-Pは本日初陣です(^^)/。フィッシングショーで一目惚れして予約していたものが、やっと届きました。これからライトソルトのメインリールとして使っていくつもりです。ラインは今回はエステルの0.35号にフロロのリーダー3lbを結んでいますが、おそらくPE0.4号を巻いた替えスプールを用意して使い分けするスタイルになると思います。それではルアーを結びます。

ん?何を結んでいるのかって?明るいうちは根魚でも狙おうかと思って、マイクロテンヤリアルオキアミワームをリグってみましたw。とりあえず、これでボトムを探ってみます。ていっ…30分無反応、何が悪いのかも分からないのでとりあえずジグ単に変更します。

アジスタ!1gギョピン1.7インチといういつもの組み合わせからスタート。上げ潮の流れも発生していて、所々に流れのヨレもできています。状況は悪くないように見えます。

ところがこの後、ルアーをローテーションしながら全レンジを探りますが、全く反応がありません。気づいたら日没を迎えていました。

ここからが本番です。…ところがさらに1時間アタリなし。エサ釣りの人も全く釣れていません。これはメバルは無理かなぁ。ここで考え方をガラッと切り替えます。流れに影響されるエリアでエサを食べようとしている魚を狙うのではなく、流れの緩いエリアのストラクチャーに身を隠している居付きの魚を狙うことにします。港の一番奥、漁船の係留エリアにやって来ました。ルアーをギョピンに戻します。沖に向かってキャストしてボトムまで沈め、チョンチョンとアクションさせてカーブフォール。再びボトムを取ってからチョンチョンを繰り返します。岸際5mの石積みの角に差し掛かった時、コンという待望のバイトがありました。すかさず合わせを入れます。すると竿先に確かな生命感。やっとかかった。

上がってきたのは20cmほどのガシラ君、釣れてくれてありがとう(^^)/。ここまで3時間以上が経過しています。長かったぁ。

今のは良いアタリでした。同じパターンでもう1匹来ないか試してみます。10mほど立ち位置をずらしてキャスト。ボトムまで沈めてから、チョンチョンとアクションさせてカーブフォール。これを繰り返して石積み際へ。かけ上がりに差し掛かる場所で…コツン。また来た!

2匹目ゲットです。サイズは大きくありませんが、パターンはバッチリ。パズルを解いた時のような快感があります。よし、肌寒くなってきたからそろそろ帰ろうかな。

ここで納竿とします。結果的には3時間半でガシラ2匹と渋い状況でした。本命のメバルは気配も感じられませんでしたしね。もしかしたら深夜の時間帯であれば可能性があるのかもしれませんが、電車釣行している上に翌日仕事があるサラリーマンアングラーにはちょっと難しいですね。できる条件の中で楽しむしかないかなぁ。でも、ビアスSTの初陣がボウズにならなくて良かった、それだけで今日は十分です(^^;)。次は…そろそろ川がメインかなぁ。